競馬・交流重賞回顧

2008年12月29日 (月)

第54回東京大賞典の回顧

 今日(12月29日)は、大井競馬場で第54回東京大賞典(3歳上G1・ダート2000m)が行われています。JRAからは1枠①ヴァーミリアン(牡6・石坂)武豊騎手・57キロ、ボンネビルレコード(牡6・堀井)的場文騎手・57キロ、7枠⑧サクセスブロッケン(牡3・藤原英)内田博騎手・55キロ、8枠⑨カネヒキリ(牡6・角居)ルメール騎手・57キロ、8枠⑩ブルーコンコルド(牡8・服部)幸騎手・57キロの5頭が参戦しています。

 ほぼ揃ったスタートから、ブルーホーク(牡4・大井・月岡健)がハナに立ち、サクセスブロッケンは控えて2番手を追走、3番手には外からカネヒキリ、その直後に内からボンネビルレコード、ヴァーミリアンが並び、ブルーコンコルドは後方を追走する展開。

 そのまま、各馬動きは無く、3コーナーに差し掛かるとヴァーミリアンが徐々に前に取り付き、内からブルーホーク、サクセスブロッケン、カネヒキリ、ヴァーミリアンと4頭雁行で直線に向くと、サクセスブロッケン、カネヒキリ、ヴァーミリアンの3頭が抜け出し、激しい叩き合いとなり、サクセスブロッケンが残り100mで脱落し、カネヒキリとヴァーミリアンの2頭の叩き合いはゴールまで続き、最後まで一度も抜かせなかったカネヒキリがクビ差凌ぎ切って1着。タイムは2.04.5(良)。2着には、最後までしぶとく食い下がったヴァーミリアン。3着には、2番手から抜け出し、最後までしぶとく粘ったサクセスブロッケンが入っています。

1着のカネヒキリは、正攻法で勝ち取った強い内容での勝利でしたね。後は、屈腱炎が再発しない事を祈るだけですね。

2着のヴァーミリアンは、位置取りの差が最後まで詰まりませんでしたね。カネヒキリとは決定的な差があるわけではないので、レース運び次第では、逆転のチャンスは十分あるのではないでしょうか。

3着のサクセスブロッケンは、現状では、上位2頭とは少し力差がある印象ですが、ドンドン経験を積み、いろんな競馬を試して成長していってもらいたいですね。

ブルーコンコルドは4着。本当に毎回コンスタントに力を出し切って来ますね。この馬にピッタリの条件となるフェブラリーSに良い状態で出走出来るといいですね。

ボンネビルレコードは6着。いつもよりも前での競馬でしたが、今回はメンバーが強すぎた印象ですね。この馬の力は出せていると思います。今後も条件次第でチャンスは十分ある馬だと思います。

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2008年12月25日 (木)

第8回兵庫ゴールドトロフィーの回顧

 今日(12月25日)は、園田競馬場で交流重賞の第8回兵庫ゴールドトロフィー(3歳上G3・ダート1400m・ハンデ)が行われています。JRAからは5枠⑤スマートファルコン(牡3・小崎)岩田騎手・57.5キロ、7枠⑩メイショウバトラー(牝8・高橋成)福永騎手・56キロ、8枠⑪コンゴウリキシオー(牡6・山内)藤田騎手・58キロ、8枠⑫リミットレスビット(牡9・加用)蛯名騎手・59キロの4頭が出走しています。

 レースは、外からコンゴウリキシオーが懸命に押してハナを取り切り、2番手内にモエれソーブラッズ(牡5・北海道・堂山芳)、外にキングスゾーン(牡6・愛知・今津博)が並んで追走し、直後の4、5番手にリミットレスビット、中団外目にメイショウバトラーが付け、後方にアルドラゴン(牡7・兵庫・田中範)、その外にスタートで躓いたスマートファルコンが付ける展開。

 向こう正面の中半からペースが徐々に上がり、懸命に逃げるコンゴウリキシオーに、リミットレスビット、更に外から楽な手応えでスマートファルコンが襲い掛かり、3頭並んで直線に向き、余力タップリのスマートファルコンが力強い末脚で後続を突き放して4馬身差の完勝。タイムは1.26.5(稍重)。2着には、3~4コーナーでスマートファルコンに付いて行けなかったものの、直線良く伸びたアルドラゴン。3着には、早目に交わされながらもしぶとく伸びたリミットレスビットが入っています。

1着のスマートファルコンは、3歳馬で57.5キロを背負い、スタートで躓いてヒヤッといしましたが、その後は悠々としたレース運びで、G3ではレベルが違う印象ですね。更に大きな舞台での活躍に期待したいですね。

2着のアルドラゴンは、JBCスプリントでも3着と頑張りましたし、今年1年は中央にいた時よりも、かなり力を付けてきましたね。今後も交流重賞での活躍に期待したいですね。

3着のリミットレスビットは、スタート後、少し行きたがる面を見せましたが、すぐに折り合いを付け、スマートファルコンに早目に交わされて厳しい展開ながらもしぶといレース振りで、この馬の力は出せたのではないでしょうか。相変わらず9歳馬とは思えない走りっぷりですね。

コンゴウリキシオーは4着。最近のレースの中では、一番と言える粘りを見せましたね。コレをキッカケに上昇していってもらいたい1頭ですね。

メイショウバトラーは5着。最近は1400mでは、若干距離不足なのかなと思わせる走りっぷりになって来ている印象ですね。交流重賞なら、まだまだ活躍出来るでしょうし、特別力が落ちたとは思いませんが、個人的には、そろそろ繁殖に上げて欲しいなと思ってしまいますね。

 12月29日(月)に、大井競馬場で行われる交流G1、第54回東京大賞典(3歳上G1・ダート2000m)の枠順が発表されています。

1枠①ヴァーミリアン(牡6・石坂正)

武豊騎手・57キロ

2枠②ボンネビルレコード(牡6・堀井雅)

的場文騎手・57キロ

3枠③ブルーホーク(牡4・大井・月岡健)

坂井英騎手・57キロ

4枠④コンテ(牡5・北海道・角川秀)

桑村真騎手・57キロ

5枠⑤コンバットキック(牡3・岩手・三野通)

小林俊騎手・55キロ

6枠⑥クレイアートビュン(牡4・浦和・小久保智)

張田京騎手・57キロ

7枠⑦フリオーソ(牡4・川崎・川島正)

戸崎圭騎手・57キロ

7枠⑧サクセスブロッケン(牡3・藤原英)

内田博騎手・57キロ

8枠⑨カネヒキリ(牡6・角居勝)

C.ルメール騎手・57キロ

8枠⑩ブルーコンコルド(牡8・服部利)

幸英明騎手・57キロ

以上の10頭となっています。発走は12月29日(月)の16時30分となっています。

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2008年12月23日 (火)

第8回名古屋グランプリの回顧

 今日(12月23日)は、名古屋競馬場で交流重賞の第8回名古屋グランプリ(3歳上G2・ダート2500m)が行われています。JRAからは2枠②ワンダースピード(牡6・羽月)小牧太騎手・56キロ、3枠③ボランタス(牡4・角居)東川公騎手・56キロ、6枠⑦ヤマトマリオン(牝5・安達)幸騎手・54キロ、7枠⑨メイショウトウコン(牡6・安田伊)藤田騎手・57キロの4頭が出走しています。

 愛知のセンゲンゴロー(牡5・山内和)が取り消して、11頭立てでレースは行われています。レースは、ヤマトマリオンが先手を取り、2番手にムーンバレイ(牡7・愛知・角田輝)、3番手内にワンダースピード、外にチャンストウライ(牡5・寺嶋正)、その直後、中団の内にボランタス、スタートの良く無かったメイショウトウコンは後方から3番手を追走する展開。

 2週目の1~2コーナー中間辺りで、メイショウトウコンが進出を開始し、向こう正面で5番手まで押し上げ、前の各馬も合わせるようにペースアップ。3コーナー~4コーナーに掛けて、ヤマトマリオンにワンダースピードが楽な手応えで並びかけ、メイショウトウコンも外から一気に2頭に並びかけて、3頭雁行で直線に向くと、余力をタップリと残していたワンダースピードが一気に2頭を突き放しての完勝。タイムは2.45.8(良)。2着には、終始外々を回って追い上げたメイショウトウコン。3着には、中団追走から、直線良く伸びたボランタスが入っています。

1着のワンダースピードは、スローペースの好位の内々でジックリ脚を溜め、メイショウトウコンが来るのを待ってから追い出される余裕のレース展開でしたね。1800mでも十分走れる馬ですが、長ければ長いほど良いタイプで、今後のレース振りが楽しみですね。

2着のメイショウトウコンは、相変わらず、スタートが遅く、その上スローペースで前が楽をする中、外々を回って勝ち切れる程、甘くは無かったですね。JBCクラシックとJCダートと目一杯のレースをした後でもあり、若干の疲れもあったのかもしれませんね。次走以降の走りに期待ですね。

3着のボランタスは、ダートの長距離は得意なのでしょうね。中央でもこの条件がほしいところです。

4着のヤマトマリオンは、思い切って先手を取って、良いペースでの逃げでしたが、牡馬一線級に早目に来られは、さすがに厳しかったですね。ただ、着実に力を付けていますし、右回りでも力を出せるようになっていますので、今後の巻き返しに期待ですね。

 12月25日(木)に、園田競馬場で行われる交流重賞の第8回兵庫ゴールドトロフィー(3歳上G3・ダート1400m・ハンデ)の枠順が発表されています。

1枠①ダイワバンディット(牡7・兵庫・曾和直)

大山真騎手・52キロ

2枠②ベストタイザン(牡6・兵庫・斉藤裕)

下原理騎手・54キロ

3枠③リワードパットン(牡7・兵庫・渡邉幸)

北野真騎手・51キロ

4枠④ケイエスゴーウェイ(牡5・高知・雑賀正)

西川敏騎手・51キロ

5枠⑤キングスゾーン(牡6・愛知・今津博)

安部幸騎手・56キロ

5枠⑥スマートファルコン(牡3・小崎憲)

岩田康騎手・57.5キロ

6枠⑦モエレソーブラッズ(牡5・北海道・堂山芳)

五十嵐冬騎手・52キロ

6枠⑧アルドラゴン(牡7・兵庫・田中範)

木村健騎手・56キロ

7枠⑨マサアンビション(牡9・愛知・瀬戸悟)

戸部尚騎手・53キロ

7枠⑩メイショウバトラー(牝8・高橋成)

福永祐騎手・56キロ

8枠⑪コンゴウリキシオー(牡6・山内)

藤田伸騎手・58キロ

8枠⑫リミットレスビット(牡9・加用正)

蛯名正騎手・59キロ

以上の12頭となっています。発走は12月25日(木)の15時55分となっています。

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2008年12月17日 (水)

第59回全日本2歳優駿の回顧

 今日(12月17日)は、川崎競馬場で2歳ダート王者を決める1戦となる、交流G1の第59回全日本2歳優駿(2歳G1・ダート1600m)が行われています。JRAからは5枠⑤スズカワグナー(牡2・橋田)安藤勝・55キロ、6枠⑧リスペクトキャット(牡2・相沢)三浦皇騎手・55キロ、7枠⑩メトロノース(牡2・安田隆)C.ルメール騎手・55キロ、8枠⑬スーニ(牡2・吉田)内田博騎手・55キロ、の4頭が出走しています。

 雨が降り続き、馬場コンディションは不良の中での発走となったレースは、好スタートから出ムチを入れてチョットゴメンナ(牡2・北海道・堂山芳)がハナを奪い、2番手にリスペクトキャット、その外にヴァルダマーナ(牡2・川崎・池田孝)、更にその外にスーニが付け、中団の内からスズカワグナー、ナイキハイグレード(牡2・川崎・川島正)、メトロノースと並び、少し離れてナサニエル(牡2・北海道・廣森久)が付ける展開。

向こう正面の中ほどで、スズカワグナーが付いて行けず、変わってナサニエルが徐々にポジションを上げ、3コーナーへ。一気にペースが上がる中、外目4番手を追走していたスーニが馬なりで先頭に並びかけ、連れて、ナイキハイグレードも懸命に追走して、直線へ向き、先頭に立ったスーニが軽く仕掛けると後続を一気に突き放し、最後は流しながらも後続に5馬身差を付ける圧勝でG1初制覇を飾っています。タイムは1.40.5(不良)。2着には、道中でかなり外を回りながらも、直線良く伸びたナサニエル。3着には、勝負処で唯一スーニに付いて行き、しぶとく粘ったナイキハイグレードが入っています。

1着のスーニは、文句の付けようの無い圧勝でしたね。終始楽な手応えでレースを進め、直線も余裕を残しながらもしっかりした伸びを見せての完勝でした。先週のブエナビスタに続いて、ダート界にも大物登場の印象ですね。

2着のナサニエルは、後方からのレースでしたが、道中は楽な手応えでしたし、仕上がりも良かったのでしょうね。勝ち馬は別として、かなり外を回っていましたし、十分評価出来る2着だったと思います。

3着のナイキハイグレードは、道中スーニの直後に付け、ペースが上がった時に、この馬だけ喰らい付いて行けてました。最後は交わされて3着でしたが、強い内容だったと思います。更に力を付けて、今後の交流重賞での活躍に期待したいですね。

メトロノースは4着。スタートで外にヨレて馬体をぶつけて、リズムを崩したのかも知れませんね。北海道2歳優駿の時のような迫力のある走りは見られませんでしたが、それでも、しぶとく4着ですから、次走以降の巻き返しに期待ですね。

リスペクトキャットは7着。2番手を追走しましたが、3コーナー辺りの勝負処で、付いて行けませんでしたね。上位の馬とは力差を感じる内容でしたが、馬にも鞍上にも良い経験になったのではないでしょうか。

スズカワグナーは8着。内に入って砂をまともに被ったせいか、行きっぷりが悪かったですね。ダートがダメと言う印象では無いですが、距離を伸ばしての芝路線で十分通用する力ですから、今後の路線選択が注目されますね。

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2008年12月10日 (水)

第54回クイーン賞の回顧

 今日(12月10日)は、船橋競馬場で交流重賞の第54回クイーン賞(3歳上牝G3・ダート1800m・ハンデ)が行われています。JRAからは4枠⑤ラピッドオレンジ(牝5・小笠)内田博騎手・54キロ、5枠⑦ユキチャン(牝3・後藤)安藤勝騎手・54キロ、5枠⑧アイスドール(牝5・池江寿)川田騎手・54キロ、8枠⑬ヤマトマリオン(牝5・安達)幸騎手・56.5キロの4頭が出走しています。

 レースは、好スタートを切った1枠①ザッハーマイン(牝3・兵庫・田中道)が先手を取り、2番手をユキチャンがガッチリキープし、それをマークするようにヤマトマリオンが3番手、4番手の外目にアイスドールが付け、中団馬群の中にラピッドオレンジが付ける展開。

 3コーナー入り口でペースが上がり、ユキチャンがザッハーマインの外から交わしに掛かり、連れてヤマトマリオン、アイスドール、ラピッドオレンジと中央勢が進出し、楽な手応えでユキチャンが先頭で直線に向くと、外から狙い済ましたようにヤマトマリオンが並びかけ、完全に2頭のマッチレースとなり、内で懸命に食い下がるユキチャンを、ゴール前でアタマ差捻じ伏せたヤマトマリオンが1着でゴール。タイムは1.49.5(不良)。2着には、番手追走から、懸命に粘ったユキチャン。3着には、4、5番手追走から、直線脚を伸ばしたアイスドールが入っています。

1着のヤマトマリオンは、ユキチャンをマークして、レースはしやすかった印象ですが、ここ数戦、牡馬混合の重賞でも内容が良くなっていますし、どちらかと言うと得意の左回りで、力通りの走りを見せたと言えそうですね。

2着のユキチャンは、牝馬限定の交流重賞ならば、さすがに力は上ですね。切れると言うよりも、いい脚を長く使う印象だけに、引き付けるよりも早目にスパートして突き放した方が良かったかも知れませんね。これから、更に経験を積んで、強いレースを見せてもらいたいですね。

3着のアイスドールは、この馬のレースは出来ていると思いますが、小回りとは言え、1800mは若干長い印象ですね。距離短縮されれば、この馬の切れが活きて来そうですね。

ラピッドオレンジは4着。牝馬限定戦ならば、確実に上位を賑わせる力ですが、今回は上位の馬の力が上だった印象ですね。この馬自身の力は出し切っているのではないでしょうか。

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2008年11月27日 (木)

第10回兵庫ジュニアグランプリの回顧

 今日(11月27日)は、園田競馬場で交流重賞の第10回兵庫ジュニアグランプリ(2歳G2・ダート1400m)が行われています。JRAからは6枠⑥ナリタカービン(牡2・飯田雄)・角田騎手、6枠⑦スーニ(牡2・吉田)内田博騎手、7枠⑧アースリヴィング(牝2・小笠)ルメール騎手、8枠⑪メイショウローツェ(牡2・荒川)幸騎手の4頭が出走しています。

 レースは、地元兵庫のミナミノヒリュウ(牡2・山元博)が先手を奪い、2番手に外からスーニ、3番手内にチョットゴメンナ(牡2・北海道・堂山芳)、その外4番手にアースリヴィングが付け、その後にメイショウローツェ、更に後にスタートでやや遅れたナリタカービンが押し上げる展開。3コーナー手前からスーニが持ったままで先頭に立つと、それに併せるようにアースリヴィング、メイショウローツェ、ナリタカービンが続いて進出。直線入り口で、アースリヴィングがスーニに並びかけるも、手応えに余裕のあったスーニが最後は2馬身半突き放して3連勝で重賞初制覇を飾っています。タイムは1.28.6(良)。2着には、先行して長くいい脚を使ったアースリヴィング。3着には、中団追走から直線良く伸びたナリタカービンが入っています。

1着のスーニは、これまでの2戦は逃げる競馬でしたが、今回は2番手で折り合いを付けるレースが出来たことは収穫ですね。距離が伸びて相手が強くなる次走の走りに注目ですね。

2着のアースリヴィングは、デビュー2戦目とは思えないレース振りでしたね。今回は相手が悪かった印象ですが、すぐにでも2勝目が挙げられる力を持っていそうですね。

3着のナリタカービンは、スタート後フラ付き、横の馬と接触しましたが、しっかりと追い上げて来る辺り、力を感じますね。また、もう少し距離がある方が良さそうな印象もしますね。

メイショウローツェは4着。豊富なレース経験を活かして、好位からしぶとい競馬をみせました。これだけのレースが出来れば、自己条件ならチャンスは十分あるのではないでしょうか。

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第29回彩の国浦和記念の回顧

 すっかり忘れていましたが、昨日(11月26日)に浦和競馬場で交流重賞の第29回彩の国浦和記念(3歳上G2・ダート2000m)が行われています。

1枠①スマートファルコン

(牡3・小崎憲)岩田康騎手・54キロ

2枠②キングスゾーン

(牡6・愛知・今津博)吉田稔騎手・56キロ

3枠③アンパサンド

(牡4・川崎・池田孝)御神本騎手・56キロ

4枠④フィールドルージュ

(牡6・西園正)横山典騎手・58キロ

5枠⑤クレイアードビュン

(牡4・浦和・小久保智)的場文騎手・56キロ

6枠⑥ナイキアースワーク

(牡5・船橋・川島正)川島正騎手・56キロ

6枠⑦トーセンブライト

(牡6・加藤征)藤岡佑騎手・56キロ

7枠⑧マズルブライト

(牡6・船橋・川島正)戸崎圭騎手・56キロ

7枠⑨マルカカイゼル

(牡9・浦和・冨田藤)金子正騎手・56キロ

8枠⑩オグリオトメ

(牝3・笠松・山中輝)坂井英騎手・52キロ

8枠⑪ルースリンド

(牡7・船橋・矢野義)佐藤太騎手・56キロ

以上の11頭で行われています。

 レースは、ダッシュ良くスマートファルコンがハナを奪い、2番手にキングスゾーン、3番手内にクレイアートビューン、外にマズルブラスト、その後にトーセンブライトが付け、アンパサンドとフィールドルージュは中団を追走する展開。マイペースの逃げに持ち込み、楽な手応えのスマートファルコンに対し、手が盛んに動く追いかける各馬。持ったまま直線に向くと一気に後続との差を広げ、そのまま7馬身差を付ける圧勝で重賞2勝目を挙げています。タイムは2.04.8(重)。2着には、中団追走から内々を上手く捌いて追い上げ、直線もしっかりと伸びたアンパサンド。3着には、3番手追走からしぶとく伸びたクレイアートビューンが入っています。

1着のスマートファルコンは、ここは力が違うと言った内容でしたね。ヴァーミリアン、サクセスブロッケンと強い馬がいますが、この馬も着実に力を付けていますし、距離の守備範囲の広さも手伝い、幅広い活躍が期待出来そうですね。

2着のアンパサンドは、中団追走から、勝負処で内々をスルスルと進出し、最後までしぶとく伸びての2着。休み明けを考えると良く走っていますし、実績的にも更なる活躍を期待したいですね。

フィールドルージュは4着。まだ、良い頃の調子には戻っていない印象ですが、徐々に取り戻しつつある感じがしますので、今後のレース振りに注目ですね。

トーセンブライトは7着。スタート後、掛かり気味でしたし、距離も長い印象で、向こう正面でペースが上がると付いていけてませんでしたね。適距離に戻っての巻き返しに期待したいですね。

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2008年11月 3日 (月)

第8回JBCスプリント・第8回JBCクラシックの回顧

 今日は、園田競馬場で交流G1の第8回JBCスプリント(3歳上G1・ダート1400m)と第8回JBCクラシック(3歳上G1・ダート1870m)が行われています。

 まずは、9Rとして行われた第8回JBCスプリント(3歳上G1・ダート1400m)からです。JRAからは2枠②メイショウバトラー(牝8・高橋成)武豊騎手・55キロ、4枠④バンブーエール(牡5・安達昭)松岡正騎手・57キロ、5枠⑥スマートファルコン(牡3・小崎憲)岩田康騎手・56キロ、6枠⑦ブルーコンコルド(牡8・服部利)幸英明騎手・57キロ、8枠⑪リミットレスビット(牡9・加用正)内田博騎手・57キロの5頭が出走しています。

 レースは、横一線のスタートから、ダッシュよくバンブーエールがハナへ。2番手にモエレラッキー(牡3・大井・久保與)、3番手の内にアルドラゴン(牡7・兵庫・田中範)、その外にスマートファルコン、その直後にブルーコンコルドが付け、更にその後、内にメイショウバトラー、外にリミットレスビットが付ける展開。

 レースはゆったりとしたペースで流れ、3コーナーにさしかかる辺りでスマートファルコンがバンブーエールに並びかける勢いで一気に進出し、後続も手綱をしごいて追い上げを開始しますが、逃げるバンブーエールの手綱は動かず、楽な手応えで半馬身のリードを保って直線に入り、追いすがるスマートファルコンとの差は一向に縮まらず、鮮やかな逃げ切りで重賞初勝利を、G1制覇で飾っています。タイムは、1.25.6(良)。2着には、先行して、早めに動き、最後までしぶとく食い下がったスマートファルコン。3着には、終始内々を上手く立ち回ったアルドラゴンが入っています。

1着のバンブーエールは、G1のダート1400mを考えると、楽なペースでの逃げとなった事が勝因でしょう。ただ、この馬自身の体調や、勢いなどすべてがピークに近い状態で、臨めた事も大きかったですね。次走以降も楽しみですね。

2着のスマートファルコンは、早目に動きましたが、後一歩及ばずの2着。強い馬にあれだけ楽に行かれると厳しいですね。距離はもう少しあった方が良いでしょうが、この馬自身は良く走っていますし、コンスタントにどの条件でも力を出せる事で、いつかは、チャンスが来るでしょう。

3着のアルドラゴンは、木村健騎手の好騎乗で、上手く内々を立ち回りましたね。

ブルーコンコルドは4着。+10キロは予想外でしたが、それよりも、小回りの1400mは流石に忙しい印象ですね。

メイショウバトラーは5着。2番枠が辛かったですね。結局、動けない位置に押し込められ、上手く立ち回りましたが、5着が精一杯でしたね。まだまだ、力は落ちていない印象ですから、次走以降の巻き返しに期待ですね。

リミットレスビットは6着。こちらは、さすがに衰えが見え初めている印象ですが、よく頑張っていると思います。

 続いて、10R第8回JBCクラシック(3歳上G1・ダート1870m)です。JRAからは1枠①サクセスブロッケン(牡3・藤原英)横山典騎手・55キロ、2枠②ヴァーミリアン(牡6・石坂正)武豊騎手・57キロ、5枠⑤フィールドルージュ(牡6・西園正)岩田康騎手・57キロ、6枠⑧メイショウトウコン(牡6・安田伊)藤田伸騎手・57キロ、8枠⑪ボンネビルレコード(牡6・堀井雅)内田博騎手・57キロの5頭が出走しています。

 レースは、スタートでトモを滑らし、少し遅れたサクセスブロッケンが果敢にハナを奪い、2番手にフリオーソ(牡4・船橋・川島正)、ヴァーミリアンが3番手に内に付け、ボンネビルレコードは5番手の外目を追走、スタートでダッシュが付かなかったメイショウトウコンが後方まで巻き返し、フィールドルージュは最後方を追走する展開。

淡々とレースが流れる中、向こう正面までにメイショウトウコンが中団前目まで押し上げ、ボンネビルレコードも押して進出開始しますが、先行するサクセスブロッケン、フリオーソ、バーミリアンの3頭もペースを上げ、後続をやや離して3コーナーへ入り、2番手追走のフリオーソが一杯となり、変わってヴァーミリアンがサクセスブロッケンに並びかけ、直線は内で食い下がるサクセスブロッケンをクビさ退けJBCクラシック連覇を飾り、G1・6勝目を挙げています。タイムは1.56.7(良)。2着には、逃げて、最後までしぶとく粘ったサクセスブロッケン。3着には、スタートで遅れて、終始外々を追い通しながらも、あと一歩まで良く追い上げたメイショウトウコンが入っています。

1着のヴァーミリアンは、ドバイ以来の競馬でしたが、昨年同様、問題無く仕上がっていましたし、武豊騎手もインタビューで言っていた通り、レースが上手ですね。休み明けで、これだけのレースが出来るのですから、今後、G1タイトルをいくつ積み重ねるか期待したくなりますね。

2着のサクセスブロッケンは、ゲートでトモを滑らせて、先手を取るまでに少し脚を使ってしまったのが痛かったですね。それでも3歳馬で、現役最強ダート馬とクビ差のレースですから、これからが大いに期待されますね。

3着のメイショウトウコンは、終始、外を回って、ずっと脚を使いながらも、あともう少しまで来ていますから、スタートでダッシュが付かなかったのが痛かったですね。ただ、G1のタイトルが手に届くところまで来ている事は確かですね。惜しいレースでした。

フィールドルージュは5着。思い切った後方待機策を取りましたが、流石に9ヶ月振りのレースでこのメンバーでは厳しかったですし、距離ももう少しあった方が良いですね。叩いた次走以降に期待しましょう。

ボンネビルレコードは6着。的場文騎手が騎乗しないと走らないのでしょうか^^;。あまりにも的場文騎手との息がピッタリだけに、何とかならないものでしょうかね。

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2008年10月30日 (木)

第35回北海道2歳優駿の回顧

 今日は、門別競馬場で交流重賞の第35回北海道2歳優駿(2歳G3・ダート1800m)が行われています。JRAからは2枠②フリソ(牡2・小島茂)田中勝騎手・55キロ、5枠⑦メトロノース(牡2・安田隆)武豊騎手・55キロ、6枠⑩スマートスパイダー(牡2・松田国)岩田騎手・55キロ、8枠⑬メイショウコウセイ(牡2・池添)吉田稔騎手・55キロの4頭が出走予定でしたが、スマートスパイダー(牡2・松田国)が出走を取消し、北海道競馬所属のウルトラシー(牡2・北海道・田中正)も取消し、12頭でのレースとなっています。

 レースは、内枠を利してモエレビクトリー(牡2・北海道・廣森久)が先手を取り、2番手にメトロノース、3番手の内にフリソ、外にメイショウコウセイが付け、中団にモエレエキスパート(牡2・北海道・堂山芳)、更に後方にワンダフルクエスト(牡2・北海道・廣森久)の展開。

 隊列は変わらず3コーナーに差し掛かる辺りで、後方にいたワンダフルクエストが外から捲り気味に進出し、一気に先団に取り付こうとしたものの、2番手を絶好の手応えで追走していたメトロノースが楽な感じでペースを上げ、直線に入る辺りで後続との差を一気に広げて、そのまま5馬身差を付けての圧勝で重賞初制覇を飾っています。タイムは1.54.5(良)。2着には、中団追走から、内を上手く捌いて差し込んだモエレエキスパート。3着には、後方待機から、捲り切れなかったものの、直線しぶとく伸びたワンダフルクエストが入っています。

1着のメトロノースは、スタートで躓きかけたものの、ダッシュは速く2番手を追走。道中もずっと楽な感じでの追走で、ペースが上がった3~4コーナーでも武豊騎手の手は動かず、馬なりで後続を突き放す強い内容でしたね。芝でも走れそうなだけに今後のレース選択に注目ですね。

2着のモエレエキスパートは、上手く内を捌いた山口竜騎手の好判断もあっての2着。芝・ダート問わず堅実な走りで、今後の中央挑戦を期待したい1頭ですね。

フリソは4着。3、4番手の内々でレースを進めていましたが、勝負処でペースが上がった時に付いて行けなかったですね。それでも、最後までしぶとく伸びていますので力はあると思いますし、バテ無い印象なので、それを上手く活かせる戦法を取れればと言う印象です。

メイショウコウセイは9着。やや行きたがる素振りを見せていましたし、距離が長い印象ですね。

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2008年10月17日 (金)

第11回エーデルワイス賞の回顧

 昨日(10月16日)、今年限りで廃止される旭川競馬場での最後のレースとして交流重賞第11回エーデルワイス賞(2歳牝G3・ダート1600m)が行われています。JRAからは2頭が出走。全出走馬は以下の通りです。

1枠①ラブラブガッキー(牝2・北海道・角川秀)

桑村真騎手・54キロ

2枠②キミニムチュウ(牝2・伊藤正)

岩田康騎手・54キロ

3枠③アンペア(牝2・北海道・角川秀)

山口竜騎手・54キロ

4枠④ハニービー(牝2・北海道・松本隆)

川島雅騎手・54キロ

5枠⑤モエレクリフィス(牝2・北海道・堂山芳)

小国博騎手・54キロ

6枠⑥モエレオンリーワン(牝2・北海道・堂山芳)

三浦皇騎手・54キロ

6枠⑦リロ(牝2・北海道・松本隆)

宮崎光騎手・54キロ

7枠⑧ヤマイチチャチャ(牝2・北海道・桑原義)

佐々木国騎手・54キロ

7枠⑨モエレピンクレディ(牝2・北海道・堂山芳)

吉田稔騎手・54キロ

8枠⑩ラヴリードリーム(牝2・中島敏)

木幡初騎手・54キロ

8枠⑪タッチブライト(牝2・北海道・桧森邦)

沼澤英騎手・54キロ

以上の11頭によって行われています。

レースは、タッチブライトがハナを切り、2番手に三浦皇成騎手騎乗のモエレオンリーワン、2馬身後に内にキミニムチュウ、外にラヴリードリームが並んで、その後に1番人気に推されたアンペアが付け、直後にモエレピンクレディが付ける展開。

残り800m辺りからアンペアが徐々に進出し、残り600m辺りで一気にペースが上がりモエレオンリーワンとラヴリードリームが抜け出すところを、馬なりでアンペアが外から並びかけ、直線は後続との差を広げる一方の圧倒的な強さを見せての1着。タイムは1.43.3(稍重)。2着には、アンペアに早目に交わされながらも、しぶとく粘り切ったモエレオンリーワン。3着には、勝負処でやや遅れたものの、直線良く追い上げたモエレピンクレディが入っています。

1着のアンペアは、この日の走りを見る限りでは、強いとしか言い様がありませんね。道中折り合いもしっかり付いて、3~4コーナーの馬なりで上がって来る姿は、他馬との力の違いを感じました。芝はラベンダー賞に出走して7着がありますが、距離が短かった印象がありますので、マイル前後での走りを見てみたいですね。

ラヴリードリームは5着。先行して、早めに先頭に並びかけたものの、最後は距離が少し長かった印象ですね。まだまだ、これからの馬で、芝でもダートでも短距離なら十分やれそうですね。

キミニムチュウは11着。初ダートで、3コーナー辺りでペースが上がった所で一杯に。1200mで勝ち上がっていますが、距離が伸びたほうが面白そうな血統だと思いますので、今後に期待ですね。

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