競馬・GⅠ回顧

2008年12月28日 (日)

今日(12月28日・有馬記念)の回顧

 中山10R第53回有馬記念(3歳上G1・芝2500m)は、好スタートから先手を取った1番人気のダイワスカーレット(牝4・松田国)が、決して楽とは言えないペースでの逃げながらも、道中でしっかり息を入れ、各馬が動いた3~4コーナーで再びペースを上げ、直線入り口でリードを広げると、ゴールまでしっかりとした伸びを見せ、現役最強を印象付ける勝ちっぷりで37年振りとなる牝馬による有馬記念制覇を達成しています。タイムは2.31.5(良)。2着には、最後方待機から、直線大外を追い込んだアドマイヤモナーク(牡7・松田博)。3着には、中団追走から、直線しぶとい伸びを見せたエアシェイディ(牡7・伊藤正)が入っています。

1着のダイワスカーレットは、強いとしか良い様が無い内容での勝利でしたね。来年は海外遠征も視野に入れている様で、これからの走りが楽しみですね。

2着のアドマイヤモナークは、直線勝負に賭け、展開が見事に嵌まった印象ですが、体調も上がっていた様ですし、大一番で思いっきりの良い騎乗を見せる川田騎手の手綱捌きも光りましたね。

3着のエアシェイディは、中団待機から、各馬が動いた時に無理をせず、脚を溜めたのが、最後の脚に繋がりましたね。7歳馬ながらも着実に力を付けていますし、この位の距離でも十分活躍出来る印象ですね。

私の本命のスクリーンヒーロー(牡4・鹿戸雄)は、後方待機から、3~4コーナーでマツリダゴッホ(牡5・国枝)が動いたのに併せて進出し、ダイワスカーレットに詰め寄りましたが、最後は一杯になってしまいましたね。ただ、内容的には強さを見せたと思いますし、来年が更に楽しみになりましたね。

 続いて、阪神12R2008ファイナルステークス(3歳上OP・芝1600m・ハンデ)は、中団を追走したフィールドベアー(牡5・野村)が、直線馬場の真ん中を力強い伸びを見せ、内から抜け出したホッカイカンティ(牡3・柴田人)をゴール寸前で捉えて1着。タイムは1.34.7(良)。2着には、道中フィールドベアーと並んで追走し、直線内を付いて良く伸びたホッカイカンティ。3着には、後方追走から直線大外を良く伸びたホッコーパドゥシャ(牡6・浜田)が入っています。

1着のフィールドベアーは、最近は2000m前後で結果を出していただけに、マイルの距離がどうかと思いましたが、道中行きたがる面を見せるほどで、問題無い走りで、来年が楽しみになる内容でしたね。

2着のホッカイカンティは、最後は力尽きたものの、強いレース内容でしたし、復帰後のレース内容が素晴らしく、来年の走りが楽しみな1頭ですね。

3着のホッコーパドゥシャは、前に行って結果を出していましたが、後方から直線良い末脚を見せ、新しい一面を見せましたね。レースの幅が広がり、今後のレース振りが楽しみですね。

私の本命のノットアローン(牡3・橋口)は12着。マイルが向くかと思ったのですが、裏目に出たレース内容でしたね。体調も良い頃に比べて、いまひとつの印象で、立て直しが必要なのではないでしょうか。

今日の注目馬

中京8R⑤アグネストカチ(牡4・藤岡健)は1着。力通りの走りを見せての勝利。昇級しても十分通用する力ですね。

中京12R⑭コスモベル(牝4・西園)は12着。休み明けで-10キロは、良い材料ではありませんでしたね。レースでも夏場の頃の走りは見られず、叩いた次走以降の走りに期待ですね。

 それでは、1週間頑張りましょう^^。

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2008年12月21日 (日)

今日(12月21日・朝日杯FS)の回顧

 中山11R第60回朝日杯フューチュリティステークス(2歳G1・芝1600m)は、道中中団の内々でジックリと脚を溜めたセイウンワンダー(牡2・領家)が、直線も内目をスムーズに捌いて鋭く抜け出し、大外から追い込んだフィフスペトル(牡2・加藤征)の猛追をアタマ差凌ぎ切ってG1初制覇を飾っています。タイムは1.35.1(良)。2着には、中団追走から、直線で外に持ち出しよく追い込んだフィフスペトル。3着には、後方追走から早目に外から仕掛けて、最後までしぶとく伸びたブレイクランアウト(牡2・戸田)が入っています。

1着のセイウンワンダーは、夏の新潟以来の3ヶ月振りで、しかも、中間にアクシデントがありながらも、キッチリと仕上げた陣営の勝利ですね。内枠を上手く活かしたレース振りも見事でしたね。距離が伸びて問題があるとは思えませんので、クラシックでの活躍も期待出来そうですね。

2着のフィフスペトルは、ブレイクランアウトが早目に動いた分、仕掛けたい時に動け無かった印象ですが、距離も1600mはまったく問題の無い走りでしたし、次走以降の走りが楽しみになりましたね。

3着のブレイクランアウトは、後方からの競馬で、外から捲るように動いて良い脚を長く使っての3着。1、2着馬とは器用さの差と言えそうですし、広いコースが向くタイプでしょうから、東京コースなら楽しみですね。

私の本命のシェーンヴァルト(牡2・岡田)は7着。何も出来なかったですね。力負けでは無いので、鞍上共々、次走以降の巻き返しに期待です。

 続いて、阪神11R第3回阪神カップ(3歳上G2・芝1400m)は、先団馬群の中を楽に追走したマルカフェニックス(牡4・松永昌)が、直線馬場の真ん中を力強い伸びを見せ重賞初勝利を飾っています。尚、管理する松永昌博調教師も重賞初勝利です。タイムは1.21.6(良)。2着には、後方追走から、直線に向くまでに中団まで進出し、直線に入り大外をしぶとく伸びたファリダット(牡3・松元)。3着には、中団追走から、直線良く追い込んだリザーブカード(牡5・栗田)が入っています。

1着のマルカフェニックスは、好位を抜群の手応えでの追走で直線もしっかりした伸びで、完全に復調したと言う事でしょうね。最近は1200mはやや短いと思わせる走りが続いていましたし、1600m前後の距離が良さそうですね。

2着のファリダットは、力は出していると思うのですが、惜しいレースが続きますね。良馬場でしたが、見ているとやや力の要るような馬場にも見えましたし、まだまだ、成長の余地は十分ですから、来年以降の成長に期待したいですね。

3着のリザーブカードは、着実に力を付けている印象ですね。重賞レベルでの1200mの走りを見てみたい気がしますね。

私の本命のゲイルスパーキー(牡4・古賀慎)は、スタート後ダッシュが付かなかったのか、後方からの競馬となり、直線は良い脚を使ったのですが、位置取りの差が響きましたね。このメンバーでも十分やれる力だと思いますし、今後の巻き返しに期待したいですね。

今日の注目馬

阪神9R⑩フィックルベリー(牝3・大久保龍)は4着。輸送の影響か-14キロの馬体。後方からの競馬で、ラストは良い脚を使ったものの、道中の位置取りの差で4着まで。輸送で減るとなると、厳しいですが、とりあえず馬体を戻して、次走以降の走りに期待ですね。

中京11R⑦アーバンストリート(牡4・野村)は1着。終始内々のコース取りを選択した上村騎手の好判断でしたね。1200mならば、確実に良い脚を使いますから、来年の走りが楽しみな1頭ですね。

 中京4R2歳未勝利(芝1800m)で、安藤光彰騎手が騎乗したシルクシスター(牝2・天間)が、第2コーナーで急に外側に斜行し、他馬の走行を妨害したため第12着に降着となり、騎乗していた安藤光彰騎手は開催日4日間の騎乗停止の処分を受けています。また、中山10Rクリスマスカップ(3歳上1600万下・芝1600m・ハンデ)で北村友一騎手が騎乗したワルキューレ(牝4・秋山)が他馬の走路を妨害したとして、同馬を15着に降着となり、騎乗した北村友一騎手は開催日4日間の騎乗停止処分を受けています。

 それでは、1週間頑張りましょう^^。

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2008年12月14日 (日)

今日(12月14日・阪神JF)の回顧

 阪神11R第60回阪神ジュベナイルステークス(2歳牝G1・芝1600m)は、後方から3番手を悠々と追走したブエナビスタ(牝2・松田博)が、直線大外に持ち出されると、1頭だけ違う伸びを見せ、あっさり突き抜けてデビュー3戦目で、G1初制覇を飾っています。タイムは1.35.2(良)。2着には、中団追走から、上手く外に持ち出し直線良く伸びたダノンベルベール(牝2・国枝)。3着には、ほぼ最後方の位置取りから、直線良く追い込んだミクロコスモス(牝2・角居)が入っています。

1着のブエナビスタは、今回、出走の17頭とは力が違った印象の走りでした。この後も、順調にさえ行ければ牝馬3冠も夢ではないと思うほどの強さでしたね。

2着のダノンベルベールは、上手く内枠を捌いて、外に持ち出し、この馬の力は出せたと思います。枠順がもう少し外目だったらとは思いますが、今日は相手が悪かった印象ですね。

3着のミクロコスモスは、直線だけの競馬で差を詰めての3着。これが2走目と考えると将来が楽しみですね。

私の本命のアディアフォーン(牝2・橋口)は17着。中団辺りからの競馬でしたが、いつもの様なしぶとい末脚は見られず、直線はまったく見せ場がありませんでしたね。敗因が掴めませんが、能力はある馬だと思いますので、上手く立て直して貰いたいですね。

 続いて、中山11R第1回カペラステークス(3歳上G3・ダート1200m)は、トロピカルライト(牡4・二ノ宮)とウエスタンビーナス(牝5・鈴木康)が競り合い前半3ハロンが32秒7と速くなる中、後方を追走したビクトリーテツニー(牡4・森)が、直線を向いて大外に持ち出されると、強烈な末脚を繰り出し豪快に差し切ってレコードタイムで重賞初制覇を飾っています。タイムは1.08.7(重)。2着には、ほぼ最後方の追走から、直線良く追い込んだスリーアベニュー(牡6・小野)。3着には、中団追走から、直線しぶとく伸びたフジノウェーブ(牡6・大井・高橋三)が入っています。

1着のビクトリーテツニーは、展開が見事に嵌まった印象ですが、この形になるともの凄い末脚を使いますね。1200~1600m辺りまで走れそうですが、この末脚を活かすには、1200mが良さそうな印象ですね。

2着のスリーアベニューは、こちらも展開が嵌まった印象で、去年、今年のガーネットSで1、2着とダート1200mは得意な馬ですから、この時期が合っているのでしょうか。

3着のフジノウェーブは、1200mならば中央馬と互角に戦える力ですし、58キロを背負いながらしぶといレース振りで、今後も活躍を期待したいですね(得意な距離で)。

私の本命のトロピカルライトは9着。ウエスタンビーナスとのハナ争いとなり、内枠ですから引け無いのでしょうね。次走以降の巻き返しに期待しましょう。

今日の注目馬

中山7R②ジョウテンキッズ(牡2・相沢)は10着。好スタートを切るも、外の馬が速く、中団からの競馬となり、直線伸びず見せ場無く終わっています。砂を被る展開が影響した印象ですね。スンナリ先行出来れば未勝利勝ちの様なレース振りが期待出来るのではないでしょうか。

阪神9R①アドマイヤサムライ(牡2・橋田)は8着。好スタートから、2番手を追走。やや行きたがる素振りは見せたものの、直線に入って早々と脱落。しばらく時間が掛かりそうですね。

 中京2Rをジョーメテオ(牡2・柴田光)で制した中舘英二騎手が、4年連続5回目となるJRA年間100勝を達成しています。おめでとうございます。

 香港の競馬は、また後ほど。

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2008年12月 7日 (日)

今日(12月7日・JCダート)の回顧

 阪神11R第9回ジャパンカップダート(3歳上G1・ダート1800m)は、中団前目の馬群の中で折り合いを付けたカネヒキリ(牡6・角居)が、3コーナー辺りで逃げるサクセスブロッケン(牡3・藤原英)の直後に潜り込み、直線力強く抜け出し、ゴール前大外から追い込んできたメイショウトウコン(牡6・安田伊)をアタマ差凌ぎ切って、2度目のJCダート制覇を飾っています。タイムは1.49.2(良)。2着には、道中最後方追走から、直線大外を良く追い込んだメイショウトウコン。3着には、後方追走から、直線しぶとく伸びた1番人気のヴァーミリアン(牡6・石坂)が入っています。

1着のカネヒキリは、2度の屈腱炎を乗り越えて、復帰2戦目で素晴らしいパフォーマンスを見せましたね。コレだけの状態に仕上げた厩舎スタッフと、見事な手綱捌きを見せたルメール騎手の素晴らしい仕事だったと思います。

2着のメイショウトウコンは、自身の競馬に徹して、力を出し切りましたね。追い込み脚質だけに外を回るロスの分、カネヒキリには届きませんでしたが、JBCクラシックと今回のレース内容なら、G1タイトルに手の届く所までやって来た印象ですね。

私の本命のヴァーミリアンは3着。若干太かったのかも知れませんが、それでも4コーナーでメイショウトウコンに外から交わされる勢いで来られながらも、最後まで食い下がっていた様に、負けて尚、強さを感じさせる内容でしたね。

 続いて、中山11Rターコイズステークス(3歳上牝OP・ダート1800m・ハンデ)は、五分のスタートから、押して敢然とハナを奪ったザレマ(牝4・音無)が、マイペースの逃げに持ち込み、直線に向いてからも脚色は衰えず、後続の追い上げをクビ差凌ぎ切って、1年8ヶ月振りの勝利を飾っています。タイムは1.34.7(良)。2着には、好位の3番手追走から、ゴール前際どく迫ったカレイジャスミン(牝3・宗像)。3着には、4番手追走から、直線良く差を詰めたソーマジック(牝3・田村)が入っています。

1着のザレマは、思い切って先手を取った鞍上の作戦勝ちと言えそうですね。マイルで54キロと条件も良かった事も確かですが、今後も牝馬同士なら上位争い出来る力だと思います。

2着のカレイジャスミンは、スンナリ先行出来るとしぶといレースを見せますね。距離も1600~2000mまでなら力を発揮出来そうで、来春の牝馬限定重賞での活躍が期待出来そうですね。

3着のソーマジックは、スムーズなレースで力は出せたと思いますが、ハンデ差の分と言えそうですね。距離はマイル前後が合っているような印象ですね。

私の本命のウェディングフジコ(牝4・戸田)は6着。中団内々追走から、直線良く差を詰めましたが、前残りの展開で位置取りがやや後になった事が痛かったですね。いずれはこのクラスでも通用する馬だと思いますので、今後の走りにも注目していきたいですね。

今日の注目馬

阪神12R⑩シャイナムスメ(牝4・坂口大)は5着。先行してスムーズな競馬で力は出し切った印象ですね。もうワンパンチ欲しい印象はありますが、このクラスでも十分やれる力だと思います。

 阪神9R千両賞(2歳500万下・芝1600m)をリーチザクラウン(牡2・橋口)で制した安藤勝巳騎手が、中央競馬史上28人目となる、JRA通算900勝を達成しています。また、中山9RクリスマスローズS(2歳OP・芝1200m)をスガノメダリスト(牡2)で制した大和田稔調教師が、現役43人目となるJRA通算400勝を達成しています。お二人とも、おめでとうございました。

 第22回WSJSは、第4戦のゴールデンホイップT(3歳上1000万下・芝1600m)でマッチメイト(牡5・川村)で2着に入ったI.メンディザバル騎手(フランス)が45ポイントとし、逆転で優勝を飾っています。

 それでは、1週間頑張りましょう^^。

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2008年11月30日 (日)

今日(11月30日・ジャパンC)の回顧

 東京10R第28回ジャパンカップ(3歳上G1・芝2400m)は、好スタートから、好位の5、6番手を楽に追走したスクリーンヒーロー(牡4・鹿戸雄)が、直線に向いて馬場の良い所に持ち出されると、後方から追い上げて来たディープスカイ(牡3・昆)と併せるように力強い伸びを見せて抜け出し、G1初制覇を飾っています。タイムは2.25.5(良)。2着には、中団やや後目を追走から、直線大外を良く追い込んだディープスカイ。3着には、3番手で折り合いに苦労しながらも、ゴールまでしぶとく伸びたウオッカ(牝4・角居)が入っています。

1着のスクリーンヒーローは、1000mを61秒8のスローペースの中、楽に好位で折り合い、直線抜け出す完勝と言って良い内容でしたね。好位から抜け出すレース振りは、特に不安な要素が無く、今後のG1での走りが期待されますね。尚、管理される鹿戸雄一調教師は、今年3月に開業し、通算159戦目でのG1初勝利となっています。おめでとうございました。

2着のディープスカイは、この馬の力を信じて後方からのレース運びを選択しましたが、ペースが遅かったのが痛かったですね。それでも後方から唯一追い上げて力は見せたのではないでしょうか。

3着のウオッカは、スローペースで折り合いに苦労していましたね。それでもなんとかなだめて、直線もしぶとい伸びを見せ、トップホースの力は見せたのではないでしょうか。今後の動向が注目されますね。

私の本命のメイショウサムソン(牡4・高橋成)は6着。好位の内々で折り合いを付け、直線最内を突いて抜け出しを図りましたが、内目が思った程伸び無くなっていましたね。ただ、上位5頭は、本当に強い馬達ですから、海外遠征明けを考えると、それほど悲観する内容ではなかったと思います。

 続いて、京都11R醍醐ステークス(3歳上1600万下・芝1200m)は、中団を追走したゼットフラッシュ(牡5・山内)が、3~4コーナーで楽に先団に取り付き、直線外から力強く抜け出し、大外から追い込んできたアーバンストリート(牡4・野村)の急追をクビ差凌ぎ切って1着。タイムは1.09.4(良)。2着には、中団追走から、直線大外に持ち出し鋭い伸びを見せたアーバンストリート。3着には、先行し、勝負処でやや置かれ気味も、直線良く盛り返して伸びて来たビーチアイドル(牝3・加用)が入っています。

1着のゼットフラッシュは、いままでの詰めの甘さが嘘の様な勝ちっぷりでしたね。1200m~1600mまでこなせますが、1200mのレース振りが一番良い様な印象ですね。

2着のアーバンストリートは、1200mだと、ラストの脚が凄いですね。今年の3月から4月に掛けて3連勝した時と同じ様な末脚で、今後も1200mなら怖い存在となりそうですね。

3着のビーチアイドルは、好位からしぶとく伸びるこの馬らしい競馬でしたね。1200mなら大崩は考え難くい印象ですね。

私の本命のサワヤカラスカル(牝3・西橋)は10着。馬体が-10キロで、淋しく映りましたし、レースでは、33秒台の脚は使っているのですが、さすがに位置取りが後過ぎましたね。

今日の注目馬

東京6R⑫グランデスピリッツ(牡4・小西)は9着。後方で折り合い、この馬の競馬は出来ていたと思います。使われながら状態が上がって行く事を期待したいと思います。

京都12R⑯リッターヴォルト(牡4・橋口)は2着。好スタートから、4、5番手を追走し、直線しぶとく伸びての2着。叩いた次走は更に期待出来そうですね。

 京都12R3歳上1000万下(芝1200m)をオリオンスターズ(牡4・藤原英)で制した福永祐一騎手が、JRA通算1,000勝を達成しています。おめでとうございました。

 それでは、1週間頑張りましょう^^。

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2008年11月23日 (日)

今日(11月23日・マイルCS)の回顧

 京都11R第25回マイルチャンピオンシップ(3歳上G1・芝1600m)は、中団よりやや後方よりの内々で、ジックリと脚を溜めたブルーメンブラッド(牝5・石坂)が、有力馬を外目に持ち出す中、最内から離れず、抜け出したローレルゲレイロ(牡4・昆)のすぐ横を鋭く抜け出し、外から伸びて来た1番人気のスーパーホーネット(牡5・矢作)の追い上げを3/4馬身凌いでG1初制覇を飾っています。タイムは1.32.6(良)。2着には、後方待機から、直線良く追い込んだスーパーホーネット。3着には、中団追走から、直線良く伸びたファイングレイン(牡5・長浜)が入っています。

1着のブルーメンブラッドは、馬の事を考え、無理使いせずに、ジックリと成長を待った厩舎サイドの思惑に、見事に応えた結果となりましたね。レース振りも後方一気の極端な競馬から、中団で折り合い末脚を伸ばす競馬が出来るようになった事も大きな要因でしょうね。また、鞍上の吉田豊騎手の大舞台での見事な手綱捌きと度胸の良さも見事に嵌まった印象ですね。

2着のスーパーホーネットは、すべてをそつなくこなしましたが、G1を勝ち切るには何かが足りないのでしょうか。日本のマイルでは、トップクラスの実力である事は確かですから、予定している香港でのレースに期待したいですね。

3着のファイングレインは、休み明けを使われながら調子が上がって来たようで、パドックの一番外を気合の乗った周回をしていたのが印象的でした。レースでも、中団で折り合い、末脚を伸ばす競馬で、距離の不安も一掃。G1ホースらしい競馬だったと思います。

私の本命のスマイルジャック(牡3・小桧山)は11着。道中、やや行きたがる素振りは見せましたが、それ以外は上手くレースを運べたと思います。少し休ませてあげた方が良さそうですね。来年以降の復活に期待したいと思います。

 続いて、東京11R霜月S(3歳上OP・ダート1400m)は、中団内々を追走したボードスウィーパー(牡7・野村)が、直線に履入って外に持ち出されると鋭い伸びを見せ、先に抜け出したオフィサー(牡6・森)をゴール前でキッチリと捉えて1着。タイムは1.24.1(良)。2着には、3番手追走から、早目に抜け出し、最後までしぶとく粘ったオフィサー。3着には、後方追走から、直線内を突いて追い込んだベルーガ(牡7・尾形)が入っています。

1着のボードスウィーパーは、休み明けを使われて状態が上がって来て、距離短縮と好条件が揃い完勝と言える内容でしたね。次走以降、相手が強くなって今日の様なレースが出来れば本物と言えそうですね。

2着のオフィサーは、先行してしぶといレース振りでしたね。OPクラスならば、相手関係次第で十分勝ち負け出来る力ですね。

私の本命のベルーガは3着。徐々に体調は戻って来ている様ですね。後、直線で大外に持ち出せる形になれば、更にこの馬らしい豪快な脚が見られるのではないでしょうか。

今日の注目馬

東京9R⑤イケトップガン(牡4・石毛)は1着。後方追走から、直線で内を突き、勝負根性のあるこの馬にはピッタリな馬の隙間を縫うような差しを見せて、最後も並んでからグイっと伸び切るこの馬らしい競馬。他のコースでも十分走れますので、次走以降も楽しみですね。

京都8R⑫トウカイインパクト(牡4・野中)は9着。中団追走から、直線を向くまでは良い感じでしたが、直線の伸びを欠きましたね。休み明けが影響していると思いますので、叩かれた次走以降の巻き返しに期待ですね。

 京都5R新馬戦(ダート1400m)でセイウンアレース(牡2・浅見)がレース中に左中手骨開放骨折を発症(予後不良)し競走中止。騎乗した武豊騎手が落馬し、右尺骨骨幹部骨折と診断され、その後のレースを乗り替わり(明日も全レース乗り替わり)っています。全治は不明。G1シーズンだけに、武豊騎手の離脱で寂しくなりますが、じっくりと治してまた元気な姿を見せてもらいたいですね。

 追記 11月23日:同じく5Rで落馬した小原義之騎手は肝損傷、肺挫傷、中村将之騎手は腰部打撲と診断されています。また、12Rでスタート直後に落馬した岩田康誠騎手は頚椎捻挫、東京10Rで落馬した小林淳一騎手は口唇・口腔内裂傷と診断されています。

 それでは、また後ほど。

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2008年11月16日 (日)

今日(11月16日・エリザベス女王杯)の回顧

 京都11R第33回エリザベス女王杯(3歳上牝G1・芝2200m)は、スタートでポルトフィーノ(牝3・角居)が大きく躓き、武豊騎手が落馬するアクシデントで始まったレースは、好位の外目を追走したリトルアマポーラ(牝3・長浜)が、直線早目に先頭に立つ競馬で、懸命に追い上げるカワカミプリンセス(牝5・西浦)らの追撃を振り切って、G1初制覇を飾っています。タイムは2.12.1(良)。2着には、リトルアマポーラの直後を追走し、直線良く追い上げたカワカミプリンセス。3着には、中団追走から良く追い上げたベッラレイア(牝4・平田)が入っています。

1着のリトルアマポーラは、休み明け2走目で体調が上向き、上々の仕上がりで、この馬の能力を上手く引き出す、ルメール騎手らしい先行策を取り、完勝と言える内容での勝利でしたね。

2着のカワカミプリンセスは、前走から10キロ絞れて、予定通りの仕上がりを見せ、レース運びもスムーズでしたし、力は出し切っているのではないでしょうか。勝ち馬に上手く乗られた印象ですね。

3着のベッラレイアは、上手く中団に付け、脚を溜める理想的なレース運びでしたが、流れがこの馬には向きませんでしたね。ただ、状態は確実に良くなっていますので、次走以降の走りに注目ですね。

私の本命のレジネッタ(牝3・浅見)は12着。京都の外回りコースになってレースがしやすくなると思ったのですが、展開が向きませんでしたし、流石に距離が長かった様ですね。次走以降、距離を短縮してくると思いますので、巻き返しに期待したいですね。

 続いて、東京11Rオーロカップ(3歳上OP・芝1400m・ハンデ)は、好スタートから控えて中団の内々を追走したヤマニンエマイユ(牝5・浅見)が、直線に向いても手応え十分で、狭い2頭の間を一瞬で抜け出し、後続の追い上げも抑え切って快勝。タイムは1.20.5(良)。2着には、後方追走から、直線大外を追い込んだトウショウカレッジ(牡6・池添)。3着には、中団追走から、直線良く差を詰めたゲイルスパーキー(牡4・古賀慎)が入っています。

私の本命のヤマニンエマイユ(牝5・浅見)は1着。ベストの距離で、斤量も52キロと恵まれた印象ですし、レース運びもロス無く完璧に乗られ、勝つべくして勝った印象ですね。G1のエリザベス女王杯を見送って、ここに出走させた陣営の素晴らしい決断でしたね。

2着のトウショウカレッジは、後方待機から直線勝負に賭け、ラスト3ハロンを33秒1の末脚を使って良く追い上げましたね。1200~1600mなら同じ様な脚を使えると思いますので、次走以降も楽しみになるレース振りでしたね。

3着のゲイルスパーキーは、内枠ならば、もう少し食い下がれたかも知れませんね。それでも、折り合いは付いていましたし、徐々に力を付けている印象で、次走以降も楽しみですね。

今日の注目馬

福島11R①ミンティエアー(牝4・勢司)は6着。好位を上手く立ち回りましたが、久々で、速い時計の決着となり、最後は伸びを欠いた印象ですね。使った上積みが見込める次走以降の巻き返しに期待したいですね。

 福島5R3歳500万下(ダート1700m)をバトルブリンディス(牡3)で制した矢作芳人調教師が、現役168人目となるJRA通算100勝を達成。開業から3年8ヶ月12日での100勝達成となり、森秀行調教師の3年9ヶ月18日を抜き、現役最速での達成となります。おめでとうございました。

 それでは、1週間頑張りましょう^^。

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2008年11月 2日 (日)

今日(11月2日・天皇賞・秋)の回顧

 東京11R第138回天皇賞・秋(3歳上G1・芝2000m)は、1番人気に推されたウオッカ(牝4・角居)が、中団外目で折り合いを付けての追走から、直線を向いディープスカイ(牡3・昆)と併せ馬の形で馬場の真ん中をグイグイと伸び、内で逃げ粘るダイワスカーレット(牝4・松田国)と3頭で壮絶な叩き合いを演じ、ウオッカが、一端完全に抜け出したところから、懸命に二枚腰で差し返してきたダイワスカーレットの追い上げを僅か2cmの差で凌ぎきってG1・4勝目を飾っています。タイムは1.57.2(良)。2着には、逃げて、最後まで差し返す気迫を見せたダイワスカーレット。3着には、前2頭には追い負けたものの、力を見せる走りを見せたディ-プスカイが入っています。

私の本命のウオッカは1着。堂々としたパドック周回と馬場入場で、仕上がりは完璧と言える状態でしたね。道中、少し行きたがる素振りは見せましたが、それ以外はほぼ完璧な騎乗だったと思います。関係者の皆さん、おめでとうございました。かなりの激戦でしたので、この後のケアをしっかりとお願いしたいですね。

2着のダイワスカーレットは、4月の大阪杯以来の競馬でしたが、1000mを58秒7のペースで逃げ、直線で一端完全に抜け出したウオッカを追い詰める、驚異的な二枚腰を見せ、負けて強しの内容でしたね。1度使われての上積みは大きいでしょから、次走の走りが楽しみですね。それにしても、凄い馬です。

3着のディープスカイは、スタート後、良い位置を取りに行った分、少し折り合いを欠いた所がありましたが、それでも、上位2頭とこの差ですから、力を十分に見せ付けたレースだったと思います。次走のJCも楽しみですね。

 言葉にするのもためらう程の名勝負となった今年の天皇賞・秋。勝ったウオッカは勿論の事ながら、惜しくも敗れたダイワスカーレットの強さが、このレースの凄さを物語っている印象ですね。現役で力を示している2頭には失礼かも知れませんが、この歴史に残る名牝2頭が無事に現役生活を終えることを祈りたいですね。

 続いて、京都11RカシオペアS(3歳上OP・芝1800m)は、先週の富士S3着から連闘で臨んバトルバニヤン(牡4・池江郎)が、中団で折り合いを付け、直線に入ってから追い出されるとしっかりとした伸びを見せ、最内を付いて伸びて来たキャプテンベガ(牡5・松田博)をクビ差退けて1着。タイムは1.47.4(良)。2着には、中団内目を追走から、直線最内を付いて良く伸びたキャプテンベガ。3着には、中団追走から、直線しぶとく伸びたニシノマナムスメ(牝4・河内)が入っています。

1着のバトルバニヤンは、連闘の疲れも無く、落ち着きもあり、普段よりも後の位置取りから、末を伸ばす競馬で完勝でしたね。1600mがベストと思っていましたが、今日のレースを見る限り、2000mまでは大丈夫な印象を持たせるレース内容でしたね。体調も良いようですし、充実して来て今後のレースでも楽しみですね。

2着のキャプテンベガは、なんとか折り合いを付けて、コースロス無く乗られましたが、勝ち馬には完敗の印象ですね。ただ、力的には重賞でも通用する力ですし、後は、気性がもう少し大人になってくれればと言ったところですね。

私の本命のニシノマナムスメは3着。直線を向いた所で、バトルバニヤンに先を越された時の反応を見る限り、まだ本調子には戻っていない印象ですが、それでも、最後はしぶとく伸びて力のある所を見せてくれましたね。次走以降にも上積みが見込めるでしょうから、その走りに注目ですね。

今日の注目馬

東京10R⑨エプソムアーロン(牡4・藤岡範)は2着。この馬の力は出し切っていますが、相手が強すぎましたね。力を付けているのは確かですし、すぐにでもチャンスは来そうですね。

 それでは、1週間頑張りましょう^^。

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2008年10月26日 (日)

今日(10月26日・菊花賞)の回顧

 京都11R第69回菊花賞(3歳G1・芝3000m)は、1番人気に推されたオウケンブルースリ(牡3・音無)が、中団やや後ろの外目で折り合いを付けて楽に追走し、3~4コーナーの坂の下り辺りで一気に先行集団に取り付き、直線馬場の真ん中に持ち出されると、ラスト3ハロン34秒8の末脚を繰り出し、後続を寄付けず完勝で初G1のタイトルを手にしています。タイムは3.05.7(良)。2着には、道中オウケンブルースリの内で折り合いを付け、直線も内を付いて良く伸びたフローテーション(牡3・橋口)が入り、3着には好位追走から、直線しぶとく伸びたナムラクレセント(牡3・福島信)が入っています。

私の本命のオウケンブルースリは1着。コースロスを承知で道中はずっと外目を走り、不利を受けない様に騎乗していたところを見ると、鞍上の内田博騎手は、この馬の力をキッチリと掴んでいたと言う事でしょう。まだまだ、完成されているとは思えないのですが、この強さですから、来年が更に楽しみにですね。

2着のフローテーションは、以前は1800mでも掛かるタイプでしたが、3000mの距離でもしっかりと折り合いを付けての追走で、長距離適正を存分に活かす事が出来ましたね。1度使われて状態もかなり良くなっていた様ですし、鞍上の藤岡佑騎手も完璧な騎乗だったのではないでしょうか。

3着のナムラクレセントは、スタートが良すぎて、抑えるのに苦労しましたが、先行しながららジックリと脚を溜める器用なレースを見せました。長距離でしぶとさを発揮させる流れが合う印象で、今後も長距離での活躍が期待出来そうですね。

 続いて、福島11R福島民友カップ(3歳上OP・芝1200m)は、好スタートから内々3番手を追走したアイルラヴァゲイン(牡6・手塚)が、直線に入り外に持ち出されると、逃げ込みを図るサープラスシンガー(牡4・宗像)をゴール前でキッチリと捉えて07年のオーシャンC以来となる1年7ヶ月振りの勝利を飾っています。タイムは1.07.9(良)。2着には、逃げて最後までしぶとく粘ったサープラスシンガー。3着にも、2番手追走から、しぶとく粘り込んだウエスタンビーナス(牝5・鈴木康)が入っています。

1着のアイルラヴァゲインは、久しぶりに、好位から抜け出すこの馬らしい走りを見せてくれましたね。本来のデキに戻ったとなると、今後もコンスタントに成績を残せるのではないでしょうか。

2着のサープラスシンガーは、流石にハナを切るとしぶといですね。前半少し競られた分、最後は掴まった印象です。今後も持ち前のスピードを活かしたレースで活躍が期待出来そうですね。

3着のウエスタンビーナスは、サープラスシンガーが速く、ハナは切れなかったものの、スムーズなレースが出来た事で、しぶとさを発揮出来ましたね。早目に先頭を追いかけながら最後までバテずに踏ん張っていましたので、良い内容のレースだったのではないでしょうか。

私の本命のワイルドシャウト(牡7・和田)は7着。後続に出番の無い展開も厳しかったですが、馬自身に走る気が見られない印象でしたね。ここでも十分やれる力だけに、叩いた次走以降の巻き返しに期待したいですね。

今日の注目馬

東京11R⑧ツアーデフォース(せん5・松永幹)は5着。この馬の力は出し切った印象ですが、上位の4頭は強すぎましたね。今後も組み合わせ次第で、チャンスはあると思います。

京都9R⑥ロードアルファード(牡5・山内)は7着。前走もそうでしたが、この馬らしい行きっぷりが見られませんね。使われながら上向く事に期待したいですね。

 東京1R2歳未勝利戦(芝1400m)をサザンスターディ(牡2・高橋祥)で制した伊藤工真騎手が通算89戦目での初勝利を挙げています。まだまだ、騎手生活は始まったばかりですから、焦らずに一歩づつ前進して行ってもらいたいですね。初勝利おめでとうございました。

 今日、早朝に行われたBCクラシック(G1・AW約2000m)に出走したカジノドライヴ(牡3・藤沢和)は、押し出されるようにハナを切り、3~4コーナー中間でペースが上がると付いて行けず、大きく離された12着に終わっています。ハナを切る予定では無かった様ですが、スタートを出てからの展開のあやですから仕方ありませんね。無事に日本に戻って、日本の競馬ファンにこの馬らしい走りを是非見せてもらいたいですね。スタッフの皆さん、お疲れ様でした。レース映像(JRA ホームページ)・結果

 それでは、1週間頑張りましょう^^。

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2008年10月19日 (日)

今日(10月19日・秋華賞)の回顧

 牝馬3冠の最終戦、京都11R第13回秋華賞(3歳牝G1・芝2000m)は、好スタートから好位の内々をガッチリとキープしたブラックエンブレム(牝3・小島茂)が、3~4コーナーで各馬が仕掛けたところで、ワンテンポ仕掛けを遅らし、直線を向いて最内に飛び込み、早目スパートから粘りこみを図る僚馬プロヴィナージュ(牝3・小島茂)を交わし、猛然と追い込んでくるムードインディゴ(牝3・友道)の追撃を抑えきり、ブラックエンブレム・小島茂厩舎共に、待望のG1初勝利を飾っています。タイムは1.58.4(良)。2着には、後方追走から、直線良く追い込んだムードインディゴ。3着には、速いペースの中、2番手追走から早目に先頭に立ち、最後までよく粘ったプロヴィナージュが入っています。

私の本命のブラックエンブレムは1着。栗東に滞在した効果が出たのでしょうね。パドックでの落ち着き振りと、馬体を見て、昨日はオークス時の体調にと書きましたが、それ以上の状態に持って来た、小島茂調教師、厩舎スタッフの素晴らしい仕上げでしたね。そして、好位置を取り、3~4コーナーで仕掛けをワンテンポ遅らせる岩田騎手の絶妙な手綱捌きも見逃せません。今日は何もかもがパーフェクトだったのではないでしょうか。尚、この勝利で鞍上の岩田騎手は自身3回目となるJRA年間100勝を達成しています。おめでとうございます。

2着のムードインディゴは、前走から上積みも十分にあり、良馬場で更に末脚に威力が出た印象ですね。内枠を上手く利用し、極力コースロスを避け、直線だけ外に持ち出す福永騎手の好騎乗も光りましたね。次は、おそらくこの馬向きの外回りコースとなるエリザベス女王杯でしょうから、チャンスは十分ですね。

3着のプロヴィナージュは、今週の追い切りを確かめ出走に踏み切った小島茂調教師の素晴らしい判断でしたね。芝には実績がありませんでしたが、速めのペースの中、速めにスパートして最後まで粘りこむ、強い内容だったと思います。次走以降の走りが注目されますね。

 続いて、東京11R第56回府中牝馬ステークス(3歳上牝G3・芝1800m)は、後方馬群の中で折り合いを付けて追走したブルーメンブラッド(牝5・石坂)が、直線狭くなりかける場面があったものの、前が開くと鋭い末脚を繰り出し、早目先頭から粘りこみを図るカワカミプリンセス(牝5・西浦)をキッチリ捉えきり重賞初制覇を飾っています。タイムは1.45.5(良)。2着には、2番手追走から、最後までしっかりと伸びたカワカミプリンセス。3着には、後方追走から、直線外に持ち出しよく追い込んだベッラレイア(牝4・平田)が入っています。

1着のブルーメンブラッドは、距離が微妙に長いと思われ、若干余裕残しの仕上げに見えましたが、折り合いもキッチリと付け、直線狭くなったところでも勝負根性を見せ、前が開いてから弾かれた様な伸びを見せる、素晴らしいレース振りでしたね。上積みが、更に見込めそうな次走が楽しみですね。

2着のカワカミプリンセスは、前半アサヒライジングとやりあった分、最後は捉まりましたが、流石にG1馬と思わせる走りでした。次走を見越した仕上げに見えましたので、次が楽しみですね。

3着のベッラレイアは、この馬も良く伸びていますし、力は出せていると思いますが、賞金を上積みしたかっただけに惜しかったですね。

私の本命のヤマニンメルベイユ(牝6・栗田)は14着。まず、スタートが悪かった事が痛かったですね。ハナを切れなくてもレースは出来ますが、全体のリズムが崩れた印象でした。また、速めのペースで、上がりも速い決着となりこの馬にとっては、展開も厳しかったですね。次走以降の巻き返しに期待ですね。

今日の注目馬

東京10R①ゲイルスパーキー(牡4・古賀慎)は1着。枠順、コース、距離のすべてがベストの条件で、順当勝ちですね。

 京都4R新馬(芝1600)をテスタマッタ(牡2)で制した村山明調教師が、平成20年9月21日に開業して、通算12戦目での初勝利を飾っています。これから、どんどん良い馬を送り出してもらいたいですね。おめでとうございました。

 11月3日(月・祝)に園田競馬場で行われる交流G1のJBCスプリント(ダート1400m)とJBCクラシック(ダート1870m)に出走する中央所属馬が発表されています。

JBCスプリント

スマートファルコン(牡3・小崎)岩田騎手

バンブーエール(牡5・安達)松岡騎手

ブルーコンコルド(牡8・服部)幸騎手

メイショウバトラー(牝8・高橋成)武豊騎手

リミットレスビット(牡9・加用)内田博騎手

補欠馬(回避が出た場合の繰り上がり順)

ヴァンクルタテヤマ(牡6・安田伊)、タイセイアトム(牡5・矢作)、アグネスジェダイ(牡6・森)、ダンツキッスイ(牡3・本田)、ステキシンスケクン(牡5・森)

JBCクラシック

ヴァーミリアン(牡6・石坂)武豊騎手

サクセスブロッケン(牡3・藤原英)横山典騎手

フィールドルージュ(牡6・西園)

ボンネビルレコード(牡6・堀井)内田博騎手

メイショウトウコン(牡6・安田伊)

補欠馬(回避が出た場合の繰り上がり順)

サンライズバッカス(牡6・音無)、トーセンブライト(牡7・加藤征)、スウィフトカレント(牡7・森)、タケミカヅチ(牡3・大江原)、キクノサリーレ(牡3・吉田)

となっています。

 それでは、1週間頑張りましょう^^。

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