今週の日曜日(10月4日)には、中山競馬場で第43回スプリンターズステークス(3歳上G1・芝1200m)が行われます。今年はフルゲート16頭に外国馬1頭、JRA所属馬40頭の登録があり、出走可能な馬は以下の通りです。
外国馬
シーニックブラスト(せん5・豪・D.モートン)・M.ザーラ騎手・57キロ
通算成績は19戦8勝。2着5回。1000m~1600mまで出走経験があり、今年、豪・英でG1・3勝を挙げ、08/09年シーズンのオーストラリア年度代表馬に選ばれています。1200mの持ち時計は1.08.7(良)で、先週までの馬場状態だと1分7秒台の決着が予想され、厳しい印象ですが、今年G1・3勝の、充実振りを活かしてどこまで食い込めるかですね。
出走可能な順
ローレルゲレイロ(牡5・昆)藤田騎手・57キロ
今年の高松宮記念の覇者。休み明けのセントウルSでは、久々と59キロの酷量で、失速したものの、ひと叩きされた上積みは大きいでしょうし、斤量も2キロ減と条件は好転。本来のスピードと粘りが発揮出来ればスプリント春秋制覇も十分可能でしょう。
ビービーガルダン(牡5・領家)安藤勝騎手・57キロ
昨年末から、今年の春にかけて、スタート直後のスピードが鈍り、1200mでは厳しくなった印象でしたが、休み明けのキーンランドCでは、持ったままで楽に先行し、直線あっさり突き放す強い競馬を見せ、高いスプリント能力を見せつけました。最低でも、前走の状態を維持出来れば、ここはチャンスですね。
カノヤザクラ(牝5・橋口)小牧騎手・55キロ
小牧騎手に手が替わってから、出遅れ癖が無くなり、安定した走りを見せていますね。今年の夏は1走余分に走った印象ですが、幸い馬自体は元気な様ですし、十分圏内の1頭と言えそうですね。
キンシャサノキセキ(牡6・堀)三浦皇騎手・57キロ
今年の高松宮記念以来の競馬となりますが、気性の勝ったタイプでもあり、それ程心配は無さそうですね。昨年スプリントG1で連続2着と能力は間違い無く高いですし、どれだけその時の状態に戻れるかですね。
アルティマトゥーレ(牝5・奥平)松岡騎手・55キロ
斤量差が2キロあったとは言え、昨年のスプリンターズS覇者のスリープレスナイトを問題にしなかった前走は、強い内容でしたし、しっかりと力を付けた印象ですね。前走の状態を維持出来れば、チャンスは十分でしょう。
マルカフェニックス(牡5・松永昌)福永騎手・57キロ
休み明けを2走叩かれ、徐々に状態は上向いている印象ですね。パワーのありそうなタイプで、中山は向きそうですし、斤量も有利になり、前走以上も十分期待出来そうですね。
プレミアムボックス(牡6・上原)鮫島良騎手57キロ
追い込む競馬が板に付いて来て、切れ味のある末脚を使えるようになっていますね。自分の競馬をして、どこまで食い込めるかですね。
アーバニティ(牡5・古賀慎)北村宏騎手・57キロ
中山コースは相性が良いですし、G1でも通用の力は持っていると思います。後はどこまで仕上がって出てくるかですね。
グランプリエンゼル(牝3・矢作)熊沢騎手・53キロ
函館SSで古馬勢を圧倒する走りを見せ、続くキーンランドCでは、少し疲れがあったのか、この馬らしい走りでは無かったのですが、それでもしぶとく3着と、能力の高さを見せています。3歳馬という事で斤量が53キロと有利なので、状態さえキッチリ整えばですね。
アイルラヴァゲイン(牡7・手塚)津村騎手・57キロ
休み明けを叩かれて上積みは見込めるでしょうが、近走の内容では、厳しいとしか言い様がありませんね。
サンダルフォン(牡6・松永幹)四位騎手・57キロ
北九州記念を制し、今が充実期と言った印象ですね。毎回自身の力は出してくるタイプなので、今回も力は出し切ってくるでしょう。
トレノジュビリー(牡6・藤原英)岩田騎手・57キロ
取消し明けの2走が、やや物足りない印象ですが、テレビ愛知OPのパフォーマンスを出せれば、G1でも十分通用の力でしょう。
トーホウドルチェ(牝4・田島良)55キロ
回避予定のようです。
ヤマニンエマイユ(牝6・浅見)55キロ
回避予定のようです。
カルナバリート(牡6・藤沢則)57キロ
回避予定のようです。
ソルジャーズソング(牡7・鮫島)内田博騎手・57キロ
休み明けを叩かれた上積みが見込めますし、G1のペースで混戦になればなるほど、力を出してくるタイプだけに、軽視は禁物ですね。
ピサノパテック(牡7・藤沢和)横山典騎手・57キロ
1200mの路線を変更して、馬が変わった様な走りを見せていますね。前走は小回りの札幌で大外枠と不利な条件での大敗なので、それほど悲観する内容ではないですね。
タマモナイスプレイ(牡4・南井)未定・57キロ
1200mは出走経験が無いものの、1400mでも折り合いに苦労するタイプだけに、良い方に出る可能性は十分ですね。
除外対象馬(回避が出た場合の繰り上がり順)
ゲットフルマークス(牡3・岩戸)55キロ、メリッサ(牝5・佐山)55キロ、ナンヨーヒルトップ(牡4・小笠)57キロ、コスモベル(牝5・西園)55キロ、イースター(牡6・平田)57キロ、アポロドルチェ(牡4・堀井)57キロ、ダンスインザモア(牡7・相沢)57キロ、サクラミモザ(牝3・畠山吉)53キロ、エフティマイア(牝4・鹿戸雄)55キロ、ハチマンダイボサツ(牝5・境直)55キロ、レジネッタ(牝4・浅見)55キロ、テイエムアクション(牡8・岩元)57キロ、ホクトスルタン(牡5・庄野)57キロ、ウォーターオーレ(牡・)57キロ、レキシントンシチー(牡6・佐々木晶)57キロ、ハギノトリオンフォ(牡7・野中)57キロ、スパイン(牡7・堀井)57キロ、ダンディズム(牡7・藤原英)57キロ、ベルーガ(牡8・尾形)57キロ、ウエスタンウッズ(せん8・的場)57キロ、マイネルフォーグ(牡5・宮)57キロ、セレスハント(牡4・松永幹)57キロ
尚、登録のあった、スリープレスナイト(牝5・橋口)は、右前浅屈腱炎が判明し、競走馬登録を抹消し繁殖馬となる予定です。
枠順、馬場状態が大きく作用する中山だけに、どの馬にもチャンスがありそうですし、上がり馬、実績馬が揃って、激しい戦いが期待出来そうですね。
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