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2008年11月17日 (月)

今週はG1・第25回マイルチャンピオンシップ

 今週の日曜日(11月23日)には京都競馬場で、秋のマイル王決定戦第25回マイルチャンピオンシップ(3歳上G1・芝1600m)が行われます。今年はフルゲート18頭に外国馬1頭、JRA所属馬37頭の登録があり、出走可能な馬は以下の通りです。

外国馬

ラーイズアトーニー(せん4・カナダ・I.ブラック)

S.キャラハン騎手・57キロ

ラーイズアトーニーのプロフィール

今年の9月のウッドバインマイルSでG1初制覇。好位から抜け出す形が得意な様で、もち時計が1.33.9(良)。スピード決着になると厳しい印象ですが、力を付け来ているG1馬の参戦でそれなりの注意は必要でしょう。

出走可能な順

スーパーホーネット(牡5・矢作)藤岡佑騎手・57キロ

輸送をすると馬体が減るタイプだけに、関西圏でのマイルG1はベストの条件でしょう。休み明けの毎日王冠でウオッカを捻じ伏せ、十分に間隔を取り、状態は万全で、念願のG1制覇の可能性は大ですね。

カンパニー(牡7・音無)横山典騎手・57キロ

前走の天皇賞秋では、休み明けで減らしていた馬体を戻し、上位3頭に際どく迫る末脚を見せて力のある所を見せ付けました。コンスタントに33秒台の末脚を使えるので、ズバ抜けた馬がいないここなら、展開次第でチャンスは十分。

ファイングレイン(牡5・長浜)幸騎手・57キロ

休み明け3走目の前走スワンSが復調を感じさせる内容。マイルの距離も問題は無く、斤量的に楽になる今回はG1馬らしい走りが見られるのではないでしょうか。

スズカフェニックス(牡6・橋田)武豊騎手・57キロ

使われながら状態は上がって来ていますし、ラストは33秒台の末脚を確実に使ってきますね。あとは、スタートで遅れない事と、流れが少しでも速くなってくれればでしょうか。

コンゴウリキシオー(牡6・山内)ルメール騎手・57キロ

本調子ならば、ハイペースで飛ばしても踏ん張るタイプなのですが、ここ数戦の走りを見る限り本来の状態には無い印象ですね。鞍上のルメール騎手の手腕に期待でしょうか。

スマイルジャック(牡3・小桧山)岩田騎手・56キロ

3000mを使った後だけに、微妙ですが、1600mはこの馬が古馬と対等に戦える舞台だと思います。力は3歳牡馬の中でもトップクラスで、距離短縮で課題の折り合いの心配も無く、鞍上岩田騎手で一発を期待したくなりますね。

サイレントプライド(牡5・国枝)後藤騎手・57キロ

6ヶ月振りの富士Sを好時計で快勝。叩いた上積みが見込める今回も、この馬の走りさえ出せれば、チャンスは十分でしょう。

エイシンドーバー(牡6・小崎)未定・57キロ

コンスタントに力を発揮するタイプで、この馬の力は出し切ってくると思います。終いが切れるタイプでは無いので、道中の立ち回りがカギですね。

マイネルレーニア(牡4・西園)佐藤哲騎手・57キロ

2連勝の内容を見ても分かるとおり、スンナリと行ければ強さを発揮出来ますね。また、何が何でも逃げなければと言う馬では無い点も、心強いですね。

ローレルゲレイロ(牡4・昆)四位騎手・57キロ

骨折明けのスワンSでもこの馬らしい走りを見せて2着。距離が伸びる事も問題無く、叩いた上積みが見込める今回は、G1制覇のチャンスでしょう。

マルカシェンク(牡5・河内)福永騎手・57キロ

前走の富士Sが不可解な大敗でしたが、力的にはここに入っても十分やれる馬ですし、不気味な1頭ですね。

キストゥヘヴン(牝5・戸田)藤田騎手・55キロ

不振から脱出し、この馬らしい走りが戻って来ており、京成杯AHなどは本当に強い勝ちっぷりでした。ここも力を出し切れれば、十分通用でしょう。

ブルーメンブラッド(牝5・石坂)吉田豊騎手・55キロ

距離適正を重視してエリザベス女王杯を回避し、こちらに。ようやく前走の府中牝馬Sで重賞のタイトルを手に入れましたが、力はここでも五分以上。追い込み一手から、中団からの競馬もこなすようになって安定感が出て来た印象ですね。

ジョリーダンス(牝7・堀)秋山騎手・55キロ

7歳牝馬ですが、切れ味勝負ならこのメンバーでもトップクラスの力。この馬らしい思い切った競馬でどこまで食い込めるかですね。

アドマイヤスバル(牡5・中尾秀)未定・57キロ

これまですべてダートのレースに出走。距離は問題無いでしょうが、初芝でこのメンバーはさすがに厳しいとしか言い様がありませんね。

フサイチアウステル(牡6・池江寿)未定・57キロ

3歳時の勢いを取り戻した印象で、スムーズに走れればしぶとさを発揮。メンバーが強くなりますが、自分の競馬に徹してどこまで食い下がれるかですね。

リザーブカード(牡5・栗田)柴山騎手・57キロ

勝ちきれないレースが続きますが、なかなかしぶといレース内容。早目に栗東入りしての調整が実を結べば。

除外対象馬(回避が出た場合の繰り上がり順)

ショウナンアルバ(牡3・二ノ宮)蛯名騎手・57キロ、スピニングノアール(牡7・長浜)57キロ、リキッドノーツ(牡7・二ノ宮)57キロ、レッツゴーキリシマ(牡3・梅田康)56キロ、アイスドール(牝5・池江寿)55キロ、ナスノストローク(牡7・加用)57キロ、ビクトリーテツニー(牡4・森)57キロ、ライムキャンディ(牝3・藤岡健)54キロ、ダイショウジェット(牡5・大根田)57キロ、ホッカイカンティ(牡3・柴田人)56キロ、フサイチアソート(牡3・岩戸)56キロ、ダークメッセージ(牡5・佐々木晶)57キロ、ボードスウィーパー(牡7・野村)57キロ、セレスクラブ(牡6・鮫島)57キロ、ウインレックス(せん7・宗像)57キロ、ベルーガ(牡7・尾形)57キロ、クィーンオブキネマ(牝4・領家)55キロ、マコトスパルビエロ(牡4・鮫島)57キロ、エアアドニス(牡6・伊藤正)57キロ、ニシノデュー(牡7・奥平)57キロ

となっています。

 すべての馬にチャンスがありそうメンバー構成となりそうな今年のマイルCS。海外からも活きのいいG1馬が参戦して激しいレースが期待出来そうですね。

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