今日(10月19日・秋華賞)の回顧
牝馬3冠の最終戦、京都11R第13回秋華賞(3歳牝G1・芝2000m)は、好スタートから好位の内々をガッチリとキープしたブラックエンブレム(牝3・小島茂)が、3~4コーナーで各馬が仕掛けたところで、ワンテンポ仕掛けを遅らし、直線を向いて最内に飛び込み、早目スパートから粘りこみを図る僚馬プロヴィナージュ(牝3・小島茂)を交わし、猛然と追い込んでくるムードインディゴ(牝3・友道)の追撃を抑えきり、ブラックエンブレム・小島茂厩舎共に、待望のG1初勝利を飾っています。タイムは1.58.4(良)。2着には、後方追走から、直線良く追い込んだムードインディゴ。3着には、速いペースの中、2番手追走から早目に先頭に立ち、最後までよく粘ったプロヴィナージュが入っています。
私の本命のブラックエンブレムは1着。栗東に滞在した効果が出たのでしょうね。パドックでの落ち着き振りと、馬体を見て、昨日はオークス時の体調にと書きましたが、それ以上の状態に持って来た、小島茂調教師、厩舎スタッフの素晴らしい仕上げでしたね。そして、好位置を取り、3~4コーナーで仕掛けをワンテンポ遅らせる岩田騎手の絶妙な手綱捌きも見逃せません。今日は何もかもがパーフェクトだったのではないでしょうか。尚、この勝利で鞍上の岩田騎手は自身3回目となるJRA年間100勝を達成しています。おめでとうございます。
2着のムードインディゴは、前走から上積みも十分にあり、良馬場で更に末脚に威力が出た印象ですね。内枠を上手く利用し、極力コースロスを避け、直線だけ外に持ち出す福永騎手の好騎乗も光りましたね。次は、おそらくこの馬向きの外回りコースとなるエリザベス女王杯でしょうから、チャンスは十分ですね。
3着のプロヴィナージュは、今週の追い切りを確かめ出走に踏み切った小島茂調教師の素晴らしい判断でしたね。芝には実績がありませんでしたが、速めのペースの中、速めにスパートして最後まで粘りこむ、強い内容だったと思います。次走以降の走りが注目されますね。
続いて、東京11R第56回府中牝馬ステークス(3歳上牝G3・芝1800m)は、後方馬群の中で折り合いを付けて追走したブルーメンブラッド(牝5・石坂)が、直線狭くなりかける場面があったものの、前が開くと鋭い末脚を繰り出し、早目先頭から粘りこみを図るカワカミプリンセス(牝5・西浦)をキッチリ捉えきり重賞初制覇を飾っています。タイムは1.45.5(良)。2着には、2番手追走から、最後までしっかりと伸びたカワカミプリンセス。3着には、後方追走から、直線外に持ち出しよく追い込んだベッラレイア(牝4・平田)が入っています。
1着のブルーメンブラッドは、距離が微妙に長いと思われ、若干余裕残しの仕上げに見えましたが、折り合いもキッチリと付け、直線狭くなったところでも勝負根性を見せ、前が開いてから弾かれた様な伸びを見せる、素晴らしいレース振りでしたね。上積みが、更に見込めそうな次走が楽しみですね。
2着のカワカミプリンセスは、前半アサヒライジングとやりあった分、最後は捉まりましたが、流石にG1馬と思わせる走りでした。次走を見越した仕上げに見えましたので、次が楽しみですね。
3着のベッラレイアは、この馬も良く伸びていますし、力は出せていると思いますが、賞金を上積みしたかっただけに惜しかったですね。
私の本命のヤマニンメルベイユ(牝6・栗田)は14着。まず、スタートが悪かった事が痛かったですね。ハナを切れなくてもレースは出来ますが、全体のリズムが崩れた印象でした。また、速めのペースで、上がりも速い決着となりこの馬にとっては、展開も厳しかったですね。次走以降の巻き返しに期待ですね。
今日の注目馬
東京10R①ゲイルスパーキー(牡4・古賀慎)は1着。枠順、コース、距離のすべてがベストの条件で、順当勝ちですね。
京都4R新馬(芝1600)をテスタマッタ(牡2)で制した村山明調教師が、平成20年9月21日に開業して、通算12戦目での初勝利を飾っています。これから、どんどん良い馬を送り出してもらいたいですね。おめでとうございました。
11月3日(月・祝)に園田競馬場で行われる交流G1のJBCスプリント(ダート1400m)とJBCクラシック(ダート1870m)に出走する中央所属馬が発表されています。
JBCスプリント
スマートファルコン(牡3・小崎)岩田騎手
バンブーエール(牡5・安達)松岡騎手
ブルーコンコルド(牡8・服部)幸騎手
メイショウバトラー(牝8・高橋成)武豊騎手
リミットレスビット(牡9・加用)内田博騎手
補欠馬(回避が出た場合の繰り上がり順)
ヴァンクルタテヤマ(牡6・安田伊)、タイセイアトム(牡5・矢作)、アグネスジェダイ(牡6・森)、ダンツキッスイ(牡3・本田)、ステキシンスケクン(牡5・森)
JBCクラシック
ヴァーミリアン(牡6・石坂)武豊騎手
サクセスブロッケン(牡3・藤原英)横山典騎手
フィールドルージュ(牡6・西園)
ボンネビルレコード(牡6・堀井)内田博騎手
メイショウトウコン(牡6・安田伊)
補欠馬(回避が出た場合の繰り上がり順)
サンライズバッカス(牡6・音無)、トーセンブライト(牡7・加藤征)、スウィフトカレント(牡7・森)、タケミカヅチ(牡3・大江原)、キクノサリーレ(牡3・吉田)
となっています。
それでは、1週間頑張りましょう^^。
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