今週はG1・第13回秋華賞
今週の日曜日(10月19日)には、京都競馬場で牝馬3冠の最終戦となる第13回秋華賞(3歳牝G1・芝2000m)が行われます。今年はフルゲート18頭に28頭の登録があり、出走可能な馬は以下の通りです。尚、登録のあった紫苑S1着のモエレカトリーナ(牝3・畠山重)は右前脚の屈腱炎の為、回避となっています。
優先出走馬(斤量は馬齢で全馬55キロ)
マイネレーツェル(牝3・五十嵐)川田騎手
春は後方から直線だけの競馬でしたが、ローズSでは、大外を回りながら早めに中団まで動き、そこから末脚を伸ばすレース振りを見せ、成長を感じさせる内容でしたね。本番の今回も、持ち味である末脚を上手く引き出せるかがカギですね。
ムードインディゴ(牝3・友道)福永騎手
ローズSは直線勝負に賭けての2着。距離が延びる事は好材料で、本来は前にも行ける馬ですし、立ち回り次第では十分チャンスはありそうですね。
レジネッタ(牝3・浅見)小牧太騎手
クイーンSは負けて強しの内容。ローズSは早目に動いた分、差されての3着。能力は3歳世代のトップクラスである事は確かですし、休み明け3走目で仕上げやすいでしょうが、現時点では距離も微妙に長い印象ですし、京都内回りの2000mの多頭数のレースは、この馬にとって楽な競馬にはならないでしょうね。
賞金順
トールポピー(牝3・角居)池添騎手
ローズSは内が悪い馬場状態で内枠を引いた為に、思うようなレースが出来ませんでしたが、桜花賞で大敗後、オークスで巻き返しているように、一変するタイプですし、ローズSの成績だけに囚われない方が良さそうですね。
エフティマイア(牝3・鹿戸雄)未定
休み明けのクイーンSが、少し物足りない内容でしたが、その後、じっくり調整されて状態も上がって来るでしょうし、この馬の脚質的に京都内回り2000mは合いそうですね。
レッドアゲート(牝3・田村)内田博騎手
休み明けの紫苑Sは少し物足りない内容も、開幕週の行ったもん勝ちの馬場でしたので、仕方ないとも言えそうです。フローラS時の体調に持って行ければ、十分勝ち負け出来るのではないでしょうか。
ブラックエンブレム(牝3・小島茂)岩田騎手
桜花賞、ローズSと関西圏の2走で大敗していますが、ローズS後は栗東に残って調整され、しっかり調教もされている今回は、違う結果を出したいところですね。能力的にはトップクラスですし、京都内回り2000mはピッタリと思いますので、あとは状態だけですね。
リトルアマポーラ(牝3・長浜)武幸四郎騎手
夏の休養中のアクシデントで、トライアルを使えず、ぶっつけでの出走となり、仕上がりに不安は残りますね。ただ、能力は上位ですし、2000mは合いそうなので、どこまで仕上げられるかに掛かっていますね。
ユキチャン(牝3・後藤)未定
府中牝馬Sに向かうプランもあるようですが、個人的には休ませてあげたいですね。蕁麻疹で取り消し後の2戦(クイーンS・芝/シリウスS・ダート)を見ても、本調子とは思えない走りですし、芝適正云々では無いような気がしますね。
エアパスカル(牝3・池江寿)藤岡佑騎手
ローズSは逃げた為に、馬場の悪い内を通ることになり、厳しかったですね。使われた上積みは見込めるでしょうし、京都内回り2000mと条件的には有利な材料が揃って、巻き返し可能でしょう。
アロマキャンドル(牝3・河野)三浦皇騎手
折り合いさえ付けば、切れる脚を使える馬ですね。一線級相手では、少し厳しい印象ですが、内枠でも引いて、好位の内で脚を溜める様なレースが出来ればチャンスはありそうですね。
オディール(牝3・橋口)安藤勝騎手
あと一歩のレースが続きますが、前走ローズSは馬場の悪い内目を良く伸びていましたし、体調的の問題なさそうで、展開次第で十分チャンスはありそうですね。
カレイジャスミン(牝3・宗像)北村宏騎手
スンナリが条件も、自分のペースに持ち込めれば、しぶとさを発揮。京都内回り2000mはピッタリな条件ですし、好勝負に持ち込む可能性は十分ですね。
ソーマジック(牝3・田村)後藤騎手
オークス以来の競馬で、仕上がりに注目が集まりますね。シンボリクリスエス産駒で、夏場の成長にも期待ですが、コレばかりは走って見ないと分からないですね。
ピサノジュバン(牝3・松田博)浜中騎手
芝実績は無く、ダートで勝ち上がって来た馬ですが、3走前の響灘特別などは、不利を受けて一端後方に下がりながら、ゴール前猛然と追い上げるなど、能力は高そうですね。力を付けた今ならば、芝をこなしても不思議ではありませんね。
ブライティアパルス(牝3・平田)藤岡康騎手
夏場に復帰してから古馬相手に1、2、1着と好成績を残しています。スンナリと行ければしぶとさを発揮するタイプで、京都内回り2000m向きでもあり、楽しみはありそうですね。
メイショウベルーガ(牝3・池添)未定
クイーンS、ローズSと大きくは負けていないものの、一線級とは力の差を感じる内容に感じました。京都内回り2000mも向いているとは言い難く、展開などの助けがあればと言う感じですね。
プロヴィナージュ(牝3・小島茂)
シリウスS出走後、栗東で調整していましたが、状態面が整わない為、出走を回避する様です。
ポルトフィーノ(牝3・角居)武豊騎手
出走さえ出来れば勝てる能力を持っていると思いますが、まずは無事に出走する事ですね。
除外対象馬(回避が出た場合の繰り上がり順)
ライムキャンディ(牝3・藤岡健)、ウォーターリメイン(牝3・鹿戸明)、カイゼリン(牝3・松田国)、グラーフ(牝3・田所)、シングライクバード(牝3・友道)、スペルバインド(牝3・長浜)、マルティンスターク(牝3・鶴留)、ヤサシイキモチ(牝3・梅田智)
となっています。
かなり粒の揃った好メンバーでのレースとなりそうですね。過去の勝ち馬の名前を見ても、古馬になってからも活躍している名牝ばかりで、その中に名を連ねるのはどの馬なのでしょうか。
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