今週はG1・第58回安田記念
今週の日曜日(6月8日)には、東京競馬場で第58回安田記念(3歳上G1・芝1600m)が行われます。05年よりアジアマイルチャレンジの1つとして行われており、今年は第3戦のチャンピオンズマイル(香港)を制したグッドババを含む、香港馬3頭が出走を予定しており、日本馬との対決が注目されますね。フルゲート18頭に21頭(香港馬3頭を含む)の登録があり、出走可能な馬は以下の通りとなっています。
外国馬
アルマダ(せん7・香港・J.サイズ)D.ホワイト騎手・58キロ
通算成績14戦9勝。07年にG1スチュワーズSを制しています。1600mの持ち時計は1.33.4(良)。14戦して3着以下が2度だけと言う堅実派。1年近い休養後、使われながら状態が上がっており、怖い存在となりそうですね。
グッドババ(せん6・香港・A.シュッツ)O.ドゥルーズ騎手・58キロ
通算26戦13勝。前走のチャンピオンズマイルを含めG1・4連勝中で、他のレースも含めると5連勝中。昨年の安田記念で1.32.8(良)で走っています。チャンピオンズマイル5着から臨んだ昨年とは違い、絶好調での参戦となりますね。
ブリッシュラック(せん9・香港・A.クルーズ)B.プレブル騎手・58キロ
通算成績58戦12勝。06年の安田記念の覇者。昨年は不振でしたが、今年に入って復調気配にありますね。日本での実績があるだけに9歳馬と言えど、侮れませんね。持ち時計は1.32.5(良)。
JRA馬(出走可能な順・騎手は予定です)
カンパニー(牡7・音無)横山典騎手・58キロ
1日の朝に目に外傷を負い、万全の状態での出走は難しいとの判断が下され、回避する事に決まったようです。残念ですね。
スーパーホーネット(牡5・矢作)藤岡佑騎手・58キロ
昨年の秋以降、安定した走りを見せ、日本のエースとして外国馬を迎え撃つ立場になりましたね。前走から距離が延びる事も好材料で、G1奪取の好機。前走時の馬体が少しさびしく映ったので、馬体減は避けたいですね。
ウオッカ(牝4・角居)岩田騎手・56キロ
ヴィクトリアマイルでは、勝てるかと言う脚でしたが、あと一歩届きませんでしたね。東京マイルは合っている事は確かですし、四位騎手、武豊騎手とはタイプの違う岩田騎手に鞍上が代わって、良い面が出る事に期待したいですね。そして、ウオッカ自身にまだ、勝つ力がある所を見せてもらいたいと言うのが正直なところです。
スズカフェニックス(牡6・橋田)武豊騎手・58キロ
前走、得意の1400m戦でスーパーホーネットに完敗。距離が延びて逆転するのは厳しいでしょうが、使いながら体調が上がるタイプだけに、詰めて使える事は好材料ですし、あとは、鞍上頼みでしょうね。
エアシェイディ(牡7・伊藤正)後藤騎手・58キロ
今年、ようやく重賞ウイナーの仲間入りを果たし、完成の域に近づいた印象ですね。能力的にはこのメンバーでも十分やれる力だと思いますが、去年と同じようなローテーションとなり、間隔が開いた為に、仕上がりに注目ですね。
コンゴウリキシオー(牡6・山内)藤田騎手・58キロ
ここ2戦は地方交流戦を使いましたが、前走は出遅れの為、度外視。前々走はスンナリ逃げればしぶといところを見せています。昨年はダイワメジャーと同タイムの2着ですから、この馬の力さえ出せば、十分チャンスはありそうですね。
エイシンドーバー(牡6・小崎)福永騎手・58キロ
調子自体は上がって来ている様に思いますね。また、58キロでも力を出せるようになっています。ただ、今までのレース振りからは、1600mのG1で勝ち切るには、展開など何か助けが必要な印象ですね。
ドリームジャーニー(牡4・池江寿)池添騎手・58キロ
休み明けのマイラーズカップが後方からまったく伸びず大敗。ひと叩きされた上積みは見込めますし、切れを引き出すにはピッタリな池添騎手で1発の可能性も十分秘めていますね。ただ、小柄な馬だけに58キロが微妙に影響している可能性もありますね。
ニシノマナムスメ(牝4・河内)吉田隼騎手・56キロ
前走のヴィクトリアマイルは予想外の+10キロが影響した感じですね。前に行く競馬よりも、末脚を生かす競馬の方が持ち味が出る印象です。マイラーズCでカンパニーに食い下がったレース振りを見ても、牡馬相手でも十分やれる力を持っていますね。
ジョリーダンス(牝7・堀)安藤勝騎手・56キロ
ヴィクトリアマイルでは馬場を考慮してか、予想外の先行策で、結果的には絶好の位置取りながらも、この馬の持ち味を出せるレース運びでは無かった印象ですね。腹をくくって直線勝負に出たときの方が怖さを感じますね。
オーシャンエイプス(牡4・石坂)吉田豊騎手・58キロ
東京1600mはこの馬の能力を出し切るのはもってこいの舞台でしょう。インパクトのあったデビュー戦から、時間が掛かりましたが、ようやく軌道に乗り、G1挑戦でどういったレースを見せるか注目ですね。
ハイアーゲーム(牡7・大久保洋)内田博騎手・58キロ
左回りは得意で、マイル前後の距離を使われるようになって安定感が出てきましたね。先行しての粘りが出てきているだけに、鞍上に内田博騎手と言うのも合いそうですね。
ピンクカメオ(牝4・国枝)未定・56キロ
前走のヴィクトリアマイルでは予想外の逃げの手に出て、6着。近走の成績は不振でも、東京のマイルでは、NHKマイルカップを人気薄で勝っている様に、何があっても驚けませんね。
ラッキーブレイク(牡7・音無)赤木騎手・58キロ
芝は4戦して6着が最高。前走の東海Sで2着している様に、体調は良いのでしょうが。さすがにここでは厳しいでしょうか。
キストゥヘヴン(牝5・戸田)勝浦騎手・56キロ
ヴィクトリアマイルを無念の除外で臨んだ京王杯SCでも、この馬らしい競馬を見せ2着。距離が延びる事は好材料ですし、調子の戻った今ならチャンスは十分でしょう。
ドラゴンウェルズ(牡5・藤原)58キロ
前走、得意と思われた1400m戦で、折り合いは付いたものの、切れ味勝負となり付いて行けませんでしたね。距離が延びる今回も、折り合いを付け、どこまで食い下がれるかですね。
除外対象馬(回避が出た場合の繰り上がり順)
アイルラヴァゲイン(牡6・手塚)58キロ、レゴラス(牡7・加藤征)58キロ
となっています。
日本の短距離のトップホースに加え、香港で行われたチャンピオンズマイルの上位3頭が加わり、難解な1戦となりましたが、白熱したレースが期待出来そうですね。
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