今日(6月8日)の回顧
東京競馬場で行われた第58回安田記念(3歳上G1・芝1600m)は、スーパーホーネット(牡5・矢作)と並んで1番人気に推されたウオッカ(牝4・角居)が、ダッシュ良く先頭を窺う勢いから、コンゴウリキシオー(牡6・山内)らを行かせて、3、4番手の内でピタッと折り合いを付け、直線で、コンゴウリキシオーの外に持ち出されると、これぞウオッカと思わせる末脚を繰り出し、後続を一気に引き離しての完勝で、昨年のダービー以来の勝利を飾っています。タイムは1.32.7(良)。2着には、2番手から最後まで粘り切った香港のアルマダ(せん7・J.サイズ)。3着には、中団の内目を追走から、ウオッカの後を抜けて来たエイシンドーバー(牡6・小崎)が入っています。
1着のウオッカは、無理をせず3、4番手の位置に付けられた事が勝因でしょうね。折り合いに苦労する事も無く、阪神JFを勝った時に近いレース振りだったと思います。何よりも、もう一度ウオッカが勝つ姿を見られた事が正直に嬉しいですね。
2着のアルマダは、外枠から上手く内に潜り込み、ウオッカには交わされたものの、最後までしぶとく粘り通しましたね。1年間の休養後、4戦目で体調も上がって来ていたのでしょう。初の海外遠征でこの結果ですから、香港馬の強さをしっかりアピール出来たのではないでしょうか。
3着のエイシンドーバーは、鞍上の好騎乗が光りましたね。内々を上手く立ち回りました。この馬自身昨年よりは確実に力を付けてはいるのですが、G1を勝つには、もう1段階上に行かなければならないでしょうね。
私の本命のスーパーホーネット(牡5・矢作)は、+4キロの馬体重でしたが、パドックではこぢんまりと見えましたね。レースでも、勝負処での反応が良くなかったですし、本来の出来には無かったのではないでしょうか。また、結果的に、一番伸びない位置を走った印象もありますね。秋は輸送の心配の少ない京都でのG1ですから、きっちりと立て直してもらいたいですね。
続いて中京11R飛騨S(4歳上1600万下・芝1200m・ハンデ)は、道中手応え良く中団の外目を追走したベイリングボーイ(牡4・田所)が直線外からキッチリと伸び切り完勝。タイムは1.08.1(良)。2着には中団待機から馬群を割って伸びて来たレッドバトラー(牡6・松永昌)。3着には後方待機から、大外を追い込んだスーパーワシントン(牡5・中尾秀)が入っています。
私の本命のベイリングボーイは1着。思っていたよりも、前での競馬でしたが、まったく無理せずに追走していましたし、直線も最後までこの馬らしい切れを見せてくれましたね。1200m戦がピッタリな様で、今後のレース振りにも注目ですね。
2着のレッドバトラーは、ノドの手術明けでしたが、調教でも動いていた様に仕上がりが良かった様ですね。血統的にも本格化すれば、まだまだ上を狙える馬だけに、今後のレース振りには注目ですね。
3着のスーパーワシントンは、この馬らしい末脚を見せて、良く追い込みましたね。思っていたよりも、内が悪くなっていませんでしたが、調子さえ、戻れば確実に今日ぐらいの脚は使えますね。
今日の注目馬
東京10R⑭マイネルクラッチ(牡4・吉田)は6着。いつも通りスムーズに先行しましたが、少し間隔が開いた為か、勝負処での反応がイマイチでしたね。それでも最後までしぶとく伸びていましたので、次走での巻き返しに期待したいですね。
アメリカに遠征しベルモントS出走を目指したカジノドライヴ(牡3・藤沢和)は、左脚を気にする様子があったようで、大事を取って出走を取り消しました。今後は、一端帰国し、放牧後に再び渡米し、前哨戦を挟んでブリーダーズカップ(10月25日・サンタアニタパーク競馬場)を目標にするようです。
それでは、1週間がんばりましょう。
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