第12回さきたま杯の回顧
今日は、浦和競馬場で交流重賞の第12回さきたま杯(4歳上G3・ダート1400m)が行われ、JRAからは2枠②リミットレスビット(牡9・加用正)岩田康騎手・58キロ、6枠⑦コンゴウリキシオー(牡6・山内研)藤田伸騎手・58キロ、7枠⑩メイショウバトラー(牝8・高橋成)武豊騎手・55キロ、8枠⑫アグネスジェダイ(牡6・森秀行)小牧太騎手・58キロの4頭が出走しています。
レースは、逃げると思われたコンゴウリキシオーがスタートで躓き、後方からのレースを強いられ、変わりに好スタートを切ったキングスゾーン(牡6・愛知・今津博)が逃げ、2番手にはプライドキム(牡6・船橋・川島正)、3番手の内にリミットレスビット、外にメイショウバトラーが付け、その後にアグネスジェダイ、後方の外目にコンゴウリキシオーが付ける展開。そのままレースは淡々と流れ、レースが動いたのは3コーナー、3番手に付けていたメイショウバトラーが前の2頭に並びかけ、直線を向いて競り落として先頭に踊り出た所を、狙い澄ましたかの様にリミットレスビットが外から襲い掛かり、1馬身抜け出しての完勝。タイムは1.25.9(良)。2着には、リミットレスビットには交わされたものの、後続には2馬身の差をつけたメイショウバトラー。3着には、逃げて粘ったキングスゾーンが入っています。
1着のリミットレスビットは、毎回交流戦に出て来る度に書きますが、9歳馬とは思えないレース振りを見せてくれますね。陣営の体調管理もすばらしいですね。また、今日は、鞍上の岩田騎手も、狙い澄ましたかのようなレース振りで、完璧な騎乗でしたね。今後も1200~1400mならば、大きく崩れることは少ないでしょうね。
2着のメイショウバトラーは、自ら動いて勝ちに行きましたが、相手に上手く乗られてしまいましたね。この馬も交流戦では毎回、力を出し切ってのレースが続いており、素晴らしいとしかいい様がないですね。
3着のキングスゾーンは、プライドキムに絡まれながらも、最後までしぶとく粘り切りましたね。今回は先行有利な流れで、逃げると思われたコンゴウリキシオーの出遅れにも助けられた感がありますが、キングスゾーンら地方馬の頑張り次第で交流戦の盛り上がりが変わって来ると思いますので、今後も頑張ってもらいたいですね。
アグネスジェダイは8着。小回りコースの大外枠と不利な条件ではありましたが、ここ数戦この馬らしさが少し見られない気がしますね。体調自体も好調時のものとは違うような気がしますね。
コンゴウリキシオーは9着。スタートで躓いて後方からのレースとなり、厳しい展開となりましたね。なんとか砂を被らない外目を走らせたものの、この馬の持ち味は出ませんでしたね。スタートを決めさえすれば本来の走りが見られるでしょうから、今後もスタート次第ですね。
各馬の動向
テレビ愛知OPを制したトウショウカレッジ(牡6・池添)、4着スピニングノアール(牡7・長浜)、12着カノヤザクラ(牝4・橋口)はCBC賞(6月15日)へ。NHKマイルカップ5着のファリダット(牡3・松元)は武豊騎手騎乗でストークS(6月21日)へ。先週500万下を快勝したポーラーライツ(牡3・池江郎)はラジオNIKKEI賞(7月6日)へ。東海S11着のサンライズバッカス(牡6・音無)は短期放牧後、プロキオンS(7月13日)へ。
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