今週はG1第69回優駿牝馬(オークス)
今週の日曜日(5月25日)には、東京競馬場で第69回優駿牝馬(オークス)(3歳牝G1・芝2400m)が行われます。3歳牝馬の頂点を決める戦いに、駒を進める18頭は以下の通りとなっています。混戦模様が続く今年のクラシック戦線ですが、今回もどの馬にもチャンスがありそうなメンバーとなっており、いったいどの馬が樫の女王に輝くのでしょうか。尚、登録のあったポルトフィーノ(牝3・角居)は骨折の為に回避となっています。また、除外対象馬は1頭でも回避が出た場合は、収得賞金900万の4頭での抽選で繰り上がりとなります。
優先出走馬(斤量は定量で全馬55キロ・騎手は予定です)
レジネッタ(牝3・浅見)小牧太騎手・桜花賞1着
距離が伸びて良いとは思いませんが、この時期の牝馬の2400mは乗り方次第のところがありますので、距離適正よりも、この馬の能力を見極めるべきでしょう。桜花賞時の体調を維持出来ていればチャンスは十分だと思います。
エフティマイア(牝3・鹿戸雄)蛯名騎手・桜花賞2着
暖かくなり、更に体調アップが伝えられていますね。昨年の新潟のレースを見る限り、左回りに替わるのはプラス材料でしょうし、こちらも乗り方次第でチャンスは十分でしょう。
ソーマジック(牝3・田村)後藤騎手・桜花賞3着
桜花賞では、直線で早々とレジネッタに交わされながらも、最後までしぶとく伸びて来た辺りに底力を感じますね。父シンボリクリスエスならば距離延長は不安なさそうですし、先着を許した2頭を逆転する可能性は十分でしょう。
ハートオブクィーン(牝3・水野)幸騎手・桜花賞4着
桜花賞がまさかの激走。距離が伸びるのは不安ですが、前走の再現を目論みます。
レッドアゲート(牝3・田村)内田博騎手・フローラS1着
2400m戦で好時計の4着があり、その転ではまったく不安はありませんね。更に前走では、後方一気の戦法から脱却し、好位で折り合い、直線更に末脚を伸ばす強い競馬を見せ、どんなレース展開にも対応出来る有利さがありますね。
カレイジャスミン(牝3・宗像)柴田善騎手・フローラS2着
前走は上手いペースでの逃げで、この馬の良さを引き出しましたね。左回りが得意(2.2.0.1)ですし、ダービー馬を父に持ち距離にも対応出来そうで、ペース次第では、十分チャンスはあるでしょう。
アロマキャンドル(牝3・河野)田中勝騎手・スイトピーS1着
スイトピーSでは、最後方待機から33秒5の末脚で突き抜けました。今回も自分の競馬に徹するだけでしょうね。
スペルバインド(牝3・長浜)勝浦騎手・スイトピーS2着
距離には不安は無さそうですが、馬体重が問題ですね。デビューから既に32キロも減っており、どのくらいの馬体重で出走して来るかがカギとなりそうですね。
出走可能な順
トールポピー(牝3・角居)池添騎手
以前からオークス向きと言われていただけに正念場となりそうですね。桜花賞の敗戦の理由がハッキリ掴めないですが、この馬の能力を出し切れば十分チャンスだと思います。
マイネレーツェル(牝3・五十嵐)武豊騎手
後方一気のタイプだけに距離は気にしなくてもよさそうですね。ポルトフィーノの回避により、切れる脚を引き出すには最高のジョッキーを向かえ、どれほど切れるか楽しみですね。
ブラックエンブレム(牝3・小島茂)松岡騎手
桜花賞では出遅れて競馬になりませんでしたね。2000mでマイネルチャールズとクビ差のレースをしており、2400mも十分こなせる範囲だと思います。きんせんか賞、フラワーCの内容を思い出して、慣れた環境に戻って怖い存在となりそうですね。
リトルアマポーラ(牝3・長浜)武幸四郎騎手
京成杯の負けて強しの内容とクイーンCのレース振りから見て、東京2400mは絶好の舞台の印象ですね。巻き返す可能性は大でしょう。
エアパスカル(牝3・池江寿)藤岡佑騎手
桜花賞9着とはいえ、コンマ5差。距離が延びて、スムーズな競馬で能力を出し切れば食い込む余地は十分ではないでしょうか。
オディール(牝3・橋口)安藤勝騎手
桜花賞があまりにも走らなかった印象ですね。この馬の走りを出せればチャンスは十分だと思いますが、強調材料が少ない事も確かですね。
ムードインディゴ(牝3・友道)福永騎手
オークスとは相性の良い、忘れな草賞を勝っての参戦となりますね。距離適正でどこまで食い込んで来るかですね。
ライムキャンディ(牝3・藤岡健)四位騎手
久々のスイトピーSでは、体調がいまひとつの印象でしたね。能力的には十分通用すると思われるだけに、1度使われてどこまで体調がアップして来るかに掛かっていますね。
シャランジュ(牝3・本間)村田騎手
長い直線を利して、どこまで追い込んで来るかですね。この馬の競馬をするのみでしょう。
ジョイフルスマイル(牝3・矢作)未定
昨年の北海道で好成績も、今年初めに復帰してからの内容では、さすがに厳しいでしょうか。
除外対象馬
シングライクバード(牝3・友道)、メイショウベルーガ(牝3・池添)、メイショウヤワラ(牝3・武田)、ユキチャン(牝3・後藤)の4頭が収得賞金900万。
テイクバイストーム(牝3・加藤征)
となっています。
桜花賞好走馬、桜花賞敗戦組み、トライアル組みとそれぞれ一長一短あり、どこからでも入れそうなメンバーで、一週間頭を悩ませる事になりそうですね。
カジノドライヴの帯同馬としてアメリカ遠征中のシャンパンスコール(牡3・藤沢和)が、現地18日にベルモントパーク競馬場で行われた7R未勝利戦(芝2000m)にK.デザーモ騎手騎乗で出走し、勝ったサマーパトリオットから5馬身半差の3着に入っています。また、現地6月7日に行われるベルモントS(G1)に出走するカジノドライヴ(牡3・藤沢和)には現地の騎手が騎乗する事になったようで、武豊騎手の騎乗は無くなりました。残念ですね。
シンガポール・エアラインズ・インターナショナルズカップ(G1・芝2000m)に出走したコスモバルク(牡7・田部)はスタートでの出遅れで持ち味が出せず、直線伸びて来たものの6着に終わっています。鞍上に松岡騎手はこのレースの他にも2鞍騎乗し、1Rは11着、5Rは12着となっています。この2頭は、2000年に北海道競馬でリーディングを獲得し、その後、03年に日本で生産されたサラブレッドの活躍の場を開拓する為にシンガポールターフクラブに移籍し活躍している高岡秀行調教師の管理馬です。
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