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2008年4月14日 (月)

今週はG1皐月賞

 今週の日曜日(4月20日)には、中山競馬場で牡馬3冠の1冠目となる第68回皐月賞(3歳G1・芝2000m)が行われます。桜花賞に続いて、混戦が予想される今年の皐月賞には、20頭の登録があり、優先出走権を持つ8頭と賞金順にスマートファルコンまでが出走可能で、残る1枠をアドマイヤコマンドとベンチャーナインの2頭での抽選となりそうです。出走可能な馬は以下の通りです。

優先出走馬(全馬斤量は57キロ。騎手は予定です)

マイネルチャールズ(牡3・稲葉)松岡騎手

京成杯、弥生賞を制し、今年のメンバーの中では唯一の重賞2勝馬。中山2000mに狙いを定めたローテーションを組まれ、中山2000mでは(3.1.0.0)の好成績。混戦の中にあって出走予定馬に先着を許した馬はおらず、一歩抜き出た印象はあります。ペース次第で前でも後ろでも競馬が出来るのも強みでしょう。

ブラックシェル(牡3・松田国)武豊騎手

福寿草特別が鮮やかな末脚での勝利が印象的。その後のレースでは、能力を出し切っていない感がありますね。マイネルチャールズとの対戦は2戦2敗と分が悪いですが、この馬自身の能力を出し切れば逆転の可能性は十分でしょう。

タケミカヅチ(牡3・大江原)柴田善騎手

能力は評価されながらも、気性的な問題でレースに力を出し切れていなかったものの、経験を積むにつれ真価を発揮。追い込み1手から先行して結果が残せるようにまで成長。前走、弥生賞でも、折り合いがついていたとは思えませんがそれでも3着と力は十分。混戦になればなるほどチャンスがありそうです。

ノットアローン(牡3・橋口)藤岡佑騎手

若葉Sを見事な逃げ切りで制し権利を獲得。重賞では10着、4着と跳ね返されているものの、2000mでは2戦2勝と好相性で、この辺りに活路を見出したいところ。

ダンツウィニング(牡3・山内)池添騎手

若葉Sの2着馬。能力的のも引けを取らず、前走の様なレース運びが理想的でしょう。道悪になれば更に浮上しそうです。

スマイルジャック(牡3・小桧山)小牧太騎手

コンスタントに力を発揮して来た馬が、前走、本番仕様の仕上げて本領を発揮しました。ただ、これは本番に置いておきたかったところですが、前走の体調さえ維持出来れば好勝負でしょう。

フローテーション(牡3・橋口)内田博騎手

スプリングSの2着馬。前走は横山典騎手のファインプレーの感が強いですが、体調がアップしていた事も確か。更に上積みがあれば食い込む余地は十分でしょう。

ショウナンアルバ(牡3・二ノ宮)蛯名騎手

スプリングSの3着馬。共同通信杯のレース振りも圧巻でした。前走は掛かる面がモロに出て直線踏ん張れませんでしたが、それでも3着と能力は高いですね。今回は距離が伸びて更に折り合いが難しくはなるでしょうが、力さえ出せればあっさり勝っても不思議ではありませんね。

出走可能な順(賞金順)

ドリームシグナル(牡3・西園)吉田隼騎手

前走を見る限り2000mになるのは不安な材料でしょう。出遅れて差し切ったシンザン記念が強烈だっただけに、直線勝負ならば距離の不安と共に克服できそうな気はしますね。

レインボーペガサス(牡3・鮫島)安藤勝騎手

きさらぎ賞をペリエ騎手の好騎乗もあり、制して臨んだスプリングSが案外な内容でしたね。距離が伸びるのも不安材料ですね。

サブジェクト(牡3・池江郎)岩田騎手

道悪のレースとなったラジオNIKKEI賞を制した後は、苦しいレースが続いています。雨が降って馬場が悪くなればといったところでしょうか。

キャプテントゥーレ(牡3・森)川田騎手

距離が不安視された前走で2000mにもなんとかメドを立てるレースを見せましたし、中山コースも向く印象です。評価は低そうですが、十分チャンスはありそうです。

レッツゴーキリシマ(牡3・梅田康)幸騎手

折り合いを付けるのに専念した前走は結果的に位置取りが悪くなり9着と敗れましたが、能力的には遜色無く、折り合いと位置取り次第で巻き返し可能でしょう。

オリエンタルロック(牡3・田所)武幸四郎騎手

札幌2歳Sを豪快に差し切った後は、結果が残せていません。多頭数の競馬で不安材料の方が目に付きますね。

フサイチアソート(牡3・岩戸)横山典騎手

2戦2勝で東スポ杯Sを制し、満を持して登場した弥生賞が力を出せずに12着を大敗。1度使われどこまで復調出来るか。好調な鞍上の手腕にも期待が掛かりますね。

スズジュピター(牡3・高橋裕)後藤騎手

朝日杯、弥生賞とあと一押しと言うレースが続いています。弥生賞では上手くレースを運べていての6着だけに、上積みがどの程度あるかでしょう。

スマートファルコン(牡3・畠山吉)福永騎手

強烈な末脚が武器も、距離延長は歓迎出来ず、近走の内容からもここでは厳しいでしょうか。

抽選対象馬(2頭中1頭が出走可能)

アドマイヤコマンド(牡3・橋田)未定

回避して青葉賞へ向かう可能性が高そうですが、デビュー2戦目で重賞挑戦となった前走の内容からも、能力はかなりのものと思われ、出走してくればチャンスはありそうです。

ベンチャーナイン(牡3・小桧山)武士沢騎手

追い込み1手だけに展開待ちとはなりますが、嵌まれば差しきれる可能性も十分で、とにかく自分の競馬をするだけでしょう。

除外対象馬

サトノハピネス(牡3・的場)的場騎手

となっています。

重賞2勝で安定感のあるマイネルチャールズが僅かにリードも、敗戦組みにも巻き返す余地は十分で、どの馬が勝っても不思議では無いメンバーとなっていますね。

 4月29日(火・祝)に園田競馬場で行われる交流重賞の兵庫チャンピオンシップ(3歳G2・ダート1870m)に登録している、JRA所属馬が発表されています。

ウイントリガー(牡3・山内)

スマートファルコン(牡3・畠山吉)

ナンヨーリバー(牡3・池上)

マヤノベンケイ(牡3・梅内)

補欠馬(回避が出た場合の繰り上がり順)

ジョイフルスマイル(牡3・矢作)、ピエナエイム(牡3・谷)、シルクレセプション(牡3・中村)、ソラメンテウナベス(牡3・友道)、トシナギサ(牡3・音無)

となっています。

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