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2008年4月29日 (火)

第9回兵庫チャンピオンシップの回顧

 今日は、園田競馬場で3歳馬による交流重賞第9回兵庫チャンピオンシップ(3歳G2・ダート1870m)が行われています。JRAからは、2枠②ウイントリガー(牡3・山内研)岩田康騎手・55キロ、6枠⑥マヤノベンケイ(牡3・梅内忍)福永祐騎手・55キロ、7枠⑨ピエナエイム(牡3・谷潔)内田博騎手・55キロ、8枠⑩ナンヨーリバー(牡3・池上昌)武豊騎手・55キロの4頭が出走しています。

 逃げるかと思われたナンヨーリバーがスタートで躓き出遅れ、代わってマヤノベンケイが押してハナを奪い、2番手には出遅れながらも一気に取り付いてきたナンヨーリバー、その外に、園田の菊水賞馬ディアースパークル(牝3・兵庫・溝橋利)、4,5番手の外にピエナエイムがつけ、中団にウイントリガーが付ける展開。向こう正面に入る辺りで、ウイントリガーが外から仕掛けて上がって行き、ナンヨーリバーの外まで上がってくると、ナンヨーリバーも合わせる様に逃げるマヤノベンケイを交わして先頭に立ち、そのまま2頭の合わせ馬の形で直線に向くと、手応えに余裕のあったナンヨーリバーが食い下がるウイントリガーの追撃を交わして1着でゴール。タイムは2.02.1(良)。2着には、そのままウイントリガーが入り、3着には、3,4コーナーで上位2頭に付いていく形で差してきたピエナエイムが入っています。

1着のナンヨーリバーは、前2走が逃げ切っての勝利だけに、先手を取るかと思われましたが、スタートで躓き先手を取れない展開となりました。その後一気に2番手まで上がって行くあたりはさすがのスピードで、外目をスムーズに追走出来、道中も手応え良く進み、ウイントリガーが仕掛けて来た時の反応も良く、着差以上の完勝だった様に思います。逃げなくても結果が出たことも大きいでしょうし、今後のレースが楽しみになりそうですね。

2着のウイントリガーは、園田競馬場を知り尽くしている岩田騎手の仕掛けどころが抜群でしたね。ずっと押し通しでしたが、最後まで良く食い下がっており、ダートも平気なようですし、地方の競馬場で捲っていくレース展開が、この馬には合っている様にも思いますね。今後の選択肢が広がる好内容のレースでした。

3着のピエナエイムは、スムーズなレース運びでしたが、勝負処でペースが上がった時に付いていけませんでしたね。そこから、良く追い上げ差しては来ましたが、3着が精一杯でした。この馬としては良く走っていると思いますが、上位の馬とは力差がありそうですね。

マヤノベンケイは3着から9馬身はなされた4着。果敢にハナを奪ったものの、早めに来られると一気に失速。ここ数戦、粘りの無い走りが続いており、しばらく休ませた方が良いかも知れませんね。

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