第31回名古屋大賞典の回顧
今日は名古屋競馬場で交流重賞の第31回名古屋大賞典(4歳上G3・ダート1900m)が行われています。JRAからは2枠②メイショウトウコン(牡6・安田伊)武幸四郎騎手・58キロ、3枠③サカラート(牡8・石坂正)後藤騎手・58キロ、8枠⑫キクノアロー(牡5・吉田)岩田騎手・58キロの3頭が出走し、不良のコンディションでのレースとなりました。
先手を取ったのはキングスゾーン(牡6・愛知・原口次)、レオカーディナル(牡8・愛知・藤ケ崎)、クインオブクイン(牝6・笠松・松原義)と続き、キクノアローが中団馬群の中、その内にサカラートが折り合いに苦労しながらの追走、そして、後方外目にメイショウトウコンが付ける展開でレースは進み、向こう正面でメイショウトウコンが仕掛け気味に進出を始めると、先行する各馬、それを見て一気にペースアップ。逃げていたキングスゾーンを交わしクインオブクイン、アルドラゴン(牡7・兵庫・田中範)が抜け出し、手綱をしごいてメイショウトウコン、更にサカラートが追い上げ直線へ。クインオブクインを競り落としたアルドラゴンが粘るところをゴール前でようやくメイショウトウコンが交わし1着。タイムは2.00.6(不良)。2着には最後まで食い下がったアルドラゴン。3着には、差し込んで来たサカラートが入っています。
1着のメイショウトウコンは、小回りコースを意識して、早目に動いたものの、やや反応が鈍く映りました。あの辺りの反応が良くなればG1制覇が見えてくるのではないでしょうか。ただ、きっちりと前を捕まえる辺りはさすがですね。
2着のアルドラゴンは、メイショウトウコンの動きを鞍上が確認し、それに合わせて仕掛けて一気にペースアップ。ここでメイショウトウコンとの差を広げる事が出来たのが、最後までメイショウトウコンを苦しめましたね。体調の良さを感じさせる反応の良さでした。中央にいた時も、能力を感じさせる走りをみせていましたし、今後のレースでの活躍に期待ですね。
3着のサカラートは、前に馬を置いて、抑えようとしていましたが、1度使われて気合が乗っていたのでしょうか、かなり行きたがっていましたね。内にいた馬がバテる展開になった事で、仕掛けるタイミングが少し遅れた印象です。ただ、それでも、最後まで良く伸びていますし、次走以降に期待が出来そうですね。
キクノアローは5着。中団前目のポジションでしたが、ペースが上がった時に、付いて行けずに流れ込んだ印象です。道中の行きっぷりなどは良くなっていたものの、まだ、本来の出来には無く良化途上の走りでしたね。今後の巻き返しに期待しましょう。
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