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2008年1月30日 (水)

第57回川崎記念の回顧

 今日は、川崎競馬場で交流G1の第57回川崎記念(4歳上G1・ダート2100m)が行われました。JRAから出走予定のヴァーミリアン(牡6・石坂)、サンライズバッカス(牡6・音無)の2頭が前日までに出走を取り消し10頭立てとなり、フィールドルージュ(牡6・西園)単勝1.8倍、船橋のフリオーソ(牡4・川島)単勝2.2倍と2頭に人気が集中しました。

レースはフリオーソが好スタートから先手を取り、2番手にアンバサンド(牡4・川崎・池田)、スタートで半馬身程遅れたものの、手綱をしごいて3番手内にフィールドルージュがポジションを取り、中団外目の砂を被らない位置にシャドウゲート(牡6・加藤征)がつける展開。1~2コーナーからフリオーソとアンバサンドが徐々にピッチを上げ始め、残り800m辺りからフィールドルージュも追撃開始。付いて行けたのはシャドウゲイトを併せた4頭のみで、3~4コーナーでアンバサンドが脱落し、フリオーソとフィールドルージュが2頭で抜け出し、直線2頭の叩き合いになるも、最後はフィールドルージュが2馬身半突き放して念願のG1タイトルを手にしました。タイムは2.13.1(稍重)。2着にはフリオーソ。3着には差して来たシャドウゲイトが入っています。

1着のフィールドルージュは、フリオーソだけに照準を絞っていた様な乗り方でしたね。スタートで僅かに遅れたものの、横山典騎手が手綱をしごいてフリオーソの後ろのポジションをガッチリキープ。常に射程圏に入れながらレースを進め、最後はキッチリ差し切り完勝でしたね。JCダート2着以降、更に力を付けた印象で、ヴァーミリアンとの勝負が見たかったところですね。

2着のフリオーソは、正攻法の競馬をして、あれほどピタっと狙われては厳しかったですね。レース振りなどは1走ごとに良くなっているように思います。地方馬でJRA勢と対等に渡り合える数少ない馬だけに、今後も頑張ってもらいたいですね。

3着のシャドウゲイトは、砂を被らないように外目を追走。前を行く3頭がペースを上げた時に少し反応が遅れましたね。ダート適正は微妙なところで、得意とまでは行かず、ダートも十分走れると言ったところでしょうか。

 メイショウサムソン(牡5・高橋成)が今年一杯で引退し、北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする事が、松本好雄オーナーが明らかにしています。ドバイ遠征や、キングジョージ、凱旋門賞など長期の海外遠征などのプランもあるようで、有馬記念をラストランになる予定。考えるだけでわくわくするようなプランで、1つずつ実現されるといいですね。

3歳馬の動向

きさらぎ賞に出走予定のブラックシェル(牡3・松田国)の鞍上は武豊騎手になるようです。菜の花賞を制したデヴェロッペ(牝3・加賀)、2着のスワンキーポーチ(牝3・松山)6着のエフティマイア(牝3・矢野照)はクイーンCへ。アポロドルチェ(牡3・堀井)は共同通信杯(2月10日)へ。若菜賞を制したベストオブミー(牝3・鮫島)はエルフィンS(2月9日)へ。

古馬の動向

平安Sを制したクワイエットデイ(牡8・松元省)、2着のメイショウトウコン(牡6・安田伊)、4着のロングプライド(牡4・小野)、7着のフェーラーリピサ(牡4・白井)はフェブラリーS(2月24日)へ。6着のボンネビルレコード(牡6・堀井)は佐賀記念回避してフェブラリーSへ。ポップロック(牡7・角居)は阪神大賞典(3月23日)で復帰予定。 サンライズSを制したリキサンファイター(牡4・高木)はシルクロードS(2月10日)→オーシャンS(3月8日)へ。アレキサンドライトSを制したブラックランナー(牡5・尾形)は仁川S(3月9日)を予定。

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