今週はG1朝日杯FS
2歳女王に続き、今週の日曜日(12月9日)には中山競馬場で2歳王者を決める第59回朝日杯フューチュリティーステークス(2歳G1・芝1600m)が行われます。最近はこのレースの勝ち馬からクラシックホースは誕生していませんね。将来性よりも、現時点での完成度が問われるレースと言えそうです。今年はフルゲート16頭に27頭の登録があり、1勝馬は今の所、除外対象となっています。登録馬は以下の通りです。
出走可能な順
アポロドルチェ(牡2・堀井)
デビュー戦の1200mが持ったままで後続をちぎる圧勝。続くいちょうSでは抑える競馬を試み3着とするも、3戦目の京王杯2歳Sでその経験が活き、豪快に差しきって重賞をゲットしました。折り合いの心配が無くなりスピードも兼備。今の所、2歳王者最有力でしょう。
キャプテントゥーレ(牡2・森)
前走デイリー杯2歳Sで素質が開花。スッと先行出来て、お終いもしっかりしており、中山1600mは向きそうですね。ただ、気性的にアテにならない面も。
スズジュピター(牡2・高橋裕)
休み明けの東スポ杯2歳Sは、外を回るロスがありながらも最後まで良く伸びていましたね。新潟で行われたダリア賞(芝1400m)が後方追走から、勝負処でスッと上がって行き、直線もしっかりした好内容。中山1600mにも対応出来そうですし、叩いた上積みも期待出来ますね。
ウイントリガー(牡2・山内)
札幌でクローバー賞を勝ち、デイリー杯では3着。レース振りを見る限り距離は短い方が良さそうな感じで、例年厳しいレースとなる朝日杯に向くかどうかは疑問ですね。
スマートギャング(牡2・畠山)
福島1200mで2連勝と勢いはあるものの、速い時計の決着と距離に不安がのこりますね。
フォーチュンワード(牝2・古賀)
牝馬ながらも、果敢に挑戦して来ましたね。ダリア賞がスズジュピターの2着。今回と同じ舞台で行われた芙蓉Sを勝ち、京王杯でも良く追い込んでコンマ5秒さの4着。牡馬とも互角にやれており、この挑戦もうなづけますね。
ドリームシグナル(牡2・西園)
休み明けの未勝利戦を勝利し、京王杯2歳Sでは、かなり狭い所を割ってしぶとく差して来ました。なかなか根性がありそうで、混戦になれば浮上してきそうですね。
サブジェクト(牡2・池江郎)
前走萩Sがやや不満の残る内容でしたね。後方待機で、前残りは仕方ないにしても、外から差されて4着とは。ただ、スムーズなレースが出来なかった札幌2歳Sで2着。最後の直線で見せた脚というか根性が印象に残っています。前走からじっくりここに向けて調整されており、能力があるだけに怖い1頭ですね。
ミリオンウェーブ(牡2・宮本)
小倉2歳Sで2着。それ以来の京王杯では8着に敗れています。叩いた上積みは見込めるものの、距離に不安が残ります。
エーシンフォワード(牡2・西園)
2戦2勝と無敗でG1制覇を目論む。レース振りがセンスのある走りで、チャンスは十分。
ギンゲイ(牡2・岩戸)
休み明けの前走東京1400m戦が逃げ切っての快勝。逃げなくてもレースは出来そうですし、叩いた上積みも大きそうですね。
セレスハント(牡2・松永幹)
500万勝ちは東京ダート1600m(このレースは期待馬が多数出ていたレース)ですが、新馬を芝1600mで勝っており、対応は可能。新潟2歳Sは度外視出来そうで、先行すれば力は出せそうです。
ドリームガードナー(牡2・中村均)
今年の2歳戦ではトワイニングに母父サンデーサイレンスの配合の馬の活躍が目立つような気がしますね。前走ベゴニア賞を勝ちましたが、まだ荒削りな印象で、かなりの能力を秘めている感じです。
ヤマニンキングリー(牡2・河内)
前走黄菊賞では阪神JFを勝ったトールポピー(牝2・角居)を抑えての勝利。今回、鞍上には武豊騎手を確保しG1制覇を目指す。
レインボーペガサス(牡2・鮫島)
ダート1800mで2連勝も、芝1800mで僅差の4、2、3着があり芝も克服可能ですし、連勝の勢いもあり不気味ですね。ただ前走ダート1800mのもちのき賞が強かったですから、全日本2歳優駿が補欠1番手なのが痛いですね。
レッツゴーキリシマ(牡2・梅田)
前走京王杯2歳Sが早目先頭から最後までしぶとく粘っての3着。毎回コンスタントに自分の力は出し切るタイプで、パンチ力は無いものの、混戦になればチャンスが出て来そうです。
除外対象馬(収得賞金400万の11頭)
アグネスクリスタル(牡2・森)、オーロマイスター(牡2・大久保洋)、ゴスホークケン(牡2・斉藤)、シルクストレングス(牡2・岡田)、スマートファルコン(牡2・畠山)、ダンジグマスター(牡2・森)、ノットアローン(牡2・橋口)、フェイムロバリー(牡2・小崎)、マルターズオリジン(牝2・水野)、ミスティフォレスト(牝2・加藤征)、ミッキーチアフル(牡2・音無)。
となっています。
現時点で1勝馬が1頭も入れない珍しいケースでは無いでしょうか。新馬戦でもの凄いパフォーマンスをみせたゴスホークケンとオーロマイスターなども、もし出られれば面白い存在となりそうですが(後者は中山向きではないですが)。各馬いろいろな路線から来ているので能力の比較が難しいレースとなりそうですね。
12月19日に川崎競馬場で行われる交流G1全日本2歳優駿(2歳G1・ダート1600m)の出走予定馬が発表され、イイデケンシン(牡2・昆)、キャプテントゥーレ(牡2・森)、タカラストーン(牡2・国枝)、ディアヤマト(牡2・高橋裕)の4頭となっています。補欠1位はレインボーペガサス(牡2・鮫島)、2位ダイワマックワン(牡2・増沢)となっています。
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