名古屋GPの回顧
今日は交流重賞の第7回名古屋グランプリ(3歳上G2・ダート2500m)が名古屋競馬場で行われました。JRAからは、2枠2番ボンネビルレコード(牡5・堀井)岩田騎手、4枠4番ロングプライド(牡3・小野)武豊騎手、5枠5番クーリンガー(牡8・岩元)和田騎手、7枠10番フィールドルージュ(牡5・西園)横山典騎手の4頭が出走しています。
あいにくの不良馬場で行われたレースは、笠松のクインオブクイン(牝5・松原)が逃げ、クーリンガーが2番手、中団にフィールドルージュが付け、その内にボンネビルレコード、そしてほぼ最後方にロングプライドが位置して淡々とレースは流れました。そして、2周目2コーナーから向う正面(残り約800mあたり)にかけてロングプライドの武豊騎手が大捲りを敢行、一気に先頭まで躍り出てましたが、その後に動いたフィールドルージュが短い直線でキッチリと捕らえて1着。タイムは2.41.0(不良)。2着には捲って出たロングプライド。3着には、兵庫のチャンストウライ(牡4・寺嶋)が入りました
1着のフィールドルージュはロングプライドがスパートした時に、やや遅れたものの、直線ではキッチリと捕らえ、JCダート2着の実力を見せ付けての重賞初制覇となりました。2500mの今回は道中も楽に追走出来ましたし、このぐらいの距離の方が楽な競馬で力を出し切れる印象ですね。
2着のロングプライドは、距離ロスの少ない向う正面から一気にスパートしスピードに乗せてゴールを目指しましたが、今日は相手が強かったですね。武豊騎手は思った通りのレースが出来たのではなでしょうか。
3着のチャンストウライは帝王賞でも4着の実力馬。終始内々をロス無く立ち回って3着に食い込みました。
今年、帝王賞を制しているボンネビルレコードは4着。内々をロス無く回って来ましたが、距離が少し長いのかもしれませんね。1、2着馬とは力の差を感じるレース振りでした。クーリンガーは先行したものの、早目に捲られる展開となった事も響いて6着に終わりました。
昨日の有馬記念後にダイワメジャー(牡6・上原)の引退式が行われ、スタンドに残った3万人近いファンが別れを惜しみました。今後は社台スタリオンステーションで種牡馬として繋養される事が決まっており、総額18億円のシンジケートも満口となっており、種牡馬としての活躍にもl期待が懸かりますね。26日に社台スタリオンステーションに向けて出発する予定です。通算成績は28戦9勝(うち海外1戦0勝)。重賞はG1・5勝(04皐月賞・06天皇賞・秋、06マイルCS、07安田記念、07マイルCS)を含む8勝。
そして、有馬記念を左寛跛行の為、取り消したフサイチパンドラ(牝4・白井)は、この後はレースを使わずに、引退する事になりました。今後は北海道安平町のノーザンファームで繁殖牝馬になる予定です。通算成績は21戦4勝。重賞はG1・1勝(06エリザベス女王杯)を含む2勝。この馬は、新馬戦を見てクラシックを取りそうだなと思った事を覚えています。結果的にG1を制したものの、持っている力を競馬ですべて出せていたとは思っていません。ポテンシャルの高さを子供達に伝えてもらいたいですね。
さらに、05年京都牝馬Sを制したアズマサンダース(牝6・藤岡健)も引退となり、北海道日高町の日高大洋牧場で繁殖牝馬となる事が決まっています。通算成績は25戦2勝。重賞は06年京都牝馬Sの1勝。
以上の3頭共に子供達の活躍を期待したいですね。お疲れ様でした。
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