今週はG1ジャパンカップ
今週の日曜日(11月25日)には、東京競馬場で第27回ジャパンカップ(3歳上G1・芝2400m)が行われます。今年はフルゲート18頭に外国馬5頭を含んだ21頭が登録されています。出走可能な馬は以下の通りです。
外国馬(招待)
アルティストロワイヤル(牡6・ドライスデール)タラモ騎手・57キロ・アメリカ
通算成績20戦5勝。前走クレメントLハーシュ記念ターフCS(芝2000m)で待望のG1初勝利。今年に入っての7戦で1勝も、2着2回、3着4回と堅実な走りを見せています。2000m前後がベストの距離のようですね。2400mのもち時計は2.25.0(良)54キロです。J・タラモ騎手は、若干17歳ながら、勝ち星を量産している話題のジョッキーです。タラモ騎手の騎乗振りにも注目ですね。
サデックス(牡4・ラウ)ムンドリー騎手・57キロ・ドイツ
通算成績12戦6勝。G1ラインラントポカル賞(芝2400m)を勝っています。前走凱旋門賞では、ディラントーマスの6着。2400mのもち時計が2.28.7(良)58キロ。
ディラントーマス(牡4・オブライエン)ムルタ騎手・アイルランド
通算成績19戦10勝。今年の凱旋門賞の勝ち馬で、欧州の年度代表馬に選ばれています。G1は通算6勝。前走ブリーダーズCターフは、不良馬場に泣かされ5着と敗れています。2400mのもち時計は2.28.5(良)59.5キロで、スピード競馬への対応がカギですね。ただ、父デインヒルの産駒は日本で実績がありますのでスピード競馬に対応出来る可能性はありますね(アルティストロワイヤルも同じくデインヒル産駒)。
ハリカナシス(牡3・シャノン)ホランド騎手・55キロ・イギリス
通算成績13戦5勝。重賞3勝。G1挑戦が3度あるものの、いずれも大敗しており、ここも苦しいでしょうか。2200mのもち時計は2.18.1(良)56.5キロ。
ペイパルブル(牡4・スタウト)ムーア騎手・57キロ・イギリス
通算成績14戦6勝。G1勝ちは無く、重賞を4勝しています。前走アークトライアルでハリカナサスの3着となっています。2400mのもち時計は2.28.0(良)56キロ。
出走可能な順
アドマイヤムーン(牡4・松田博)57キロ
天皇賞・秋は、直線で不利を受け6着と敗れましが、体調は良さそうで、巻き返しを狙っています。距離の2400mはベストとは言えませんね。どのようなレースをするか楽しみですね。
メイショウサムソン(牡4・高橋成)57キロ
天皇賞・秋を制しG14勝目をゲット。今回は、凱旋門賞馬との対決となり、幻となった凱旋門賞参戦の鬱憤を晴らせるでしょうか。東京2400mは東京優駿勝ちがありますし、1度使われて、更に上昇しているようです。
ウオッカ(牝3・角居)53キロ
日曜追いは消化したものの、まだ出否は未定(水曜に決まる予定)。東京2400mは東京優駿勝ちの舞台でもあり、53キロはかなり有利な材料となりますね。出走して来れば、他馬の脅威となるでしょう。
ヴィクトリー(牡3・音無)55キロ
やはり、菊花賞は距離が長かったですね。今回距離が短くなるのは好材料ですが、ヴィクトリーの場合は自分との戦いですね。折り合えれば十分こなせる距離だと思います。その点、ルメール騎手への乗り代わりに期待でしょうか。
ポップロック(牡6・角居)57キロ
天皇賞・秋は、やや距離不足でもあり4着。東京2400mはベストとも言える条件ですし、休み明け3走目で体調も良さそう。念願のG1制覇となるでしょうか。
デルタブルース(牡6・角位)57キロ
距離は長ければ長いほど良いタイプ。体調は上向きのようですが、時計面でも不安がありますね。
コスモバルク(牡6・田部)57キロ
果敢に中央に挑戦するものの、最近は成績が残せていませんね。能力が衰えているとも思えないので、松岡騎手への乗り代わりで新しい面が出る事に期待ですね。
フサイチパンドラ(牝4・白井)55キロ
エリザベス女王杯では、ダイワスカーレットには敗れたものの、この馬としては、しっかりと走っています。今回も力を出し切れば良い競馬になるでしょう。
インティライミ(牡5・佐々木晶)57キロ
秋に朝日CCで復帰してから2連勝と、完全復活をアピールしました。京都大賞典後は、ここに向けてジックリと調整され、万全の状態での出走となりそうです。距離、コース共に条件は良く、怖い1頭となりそうです。
ドリームパスポート(牡4・松田博)57キロ
今年の阪神大賞典2着後に骨折が判明し、それ以来の競馬となります。体調さえ戻っていれば、ここでも好勝負出来る能力の持ち主だけに、状態が気になりますね。
ローゼンクロイツ(牡5・橋口)57キロ
左回りは得意も、G1挑戦では、ことごとく跳ね返されています。距離の2400mも得意とは言えずここでは苦しいでしょうか。
エリモハリアー(せん7・田所)57キロ
函館記念3連覇をしていますが、意外にもこれがG1初挑戦となりますね。更に2400mも未経験と条件は苦しいですが、今年に入って末脚が安定して繰り出せるようになっていますから、無欲での1発に期待ですね。
チョウサン(牡5・清水利)57キロ
毎日王冠で金星を上げましたが、続く天皇賞・秋では馬場に泣かされ8着と敗れています。ダンスインザダークの産駒ですが、1800m前後に適正があるようで、距離延長は好材料とは言えませんね。
除外対象馬(回避が出た場合の繰り上がり順)
ヒラボクロイヤル(牡3・大久保龍)、ネヴァブション(牡4・伊藤正)、ハイアーゲーム(牡6・大久保洋)となっています。
今年のJCは外国馬が5頭とやや寂しいですが、何といっても、凱旋門賞馬ディラントーマスの参戦に注目ですね。結果はともかく、その年の凱旋門賞馬がJCに参戦して来たことに感謝ですね。外国馬は全体的に持ち時計が遅く、日本の馬場への適正がカギとなりそうです。迎え撃つ日本馬達は、上位馬達の状態も良さそうですし、香港国際競走に出走が難しい事もあって、こちらに出てきた馬も多いので、なかなか楽しみなメンバーとなりましたね。
昨日のマイルCSで4着に入ったアグネスアーク(牡4・河内)がレース中に故障を発生していた様で、左前繋靭帯炎と診断されたようです。ただ、靭帯断裂の可能性もあるようで、精密検査の結果待ちとなります。来年が楽しみだっただけに残念ですが、少しでも怪我が軽い事を祈りましょう。
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