« 今日(ジャパンカップ・G1)の回顧 | トップページ | 土曜日、中山ではステイヤーズS »

2007年11月26日 (月)

今週はG1阪神JF

 ジャパンカップウィークが終わり、今週の日曜日(12月2日)には阪神競馬場で2歳女王を決める1戦、第59回阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝G1・芝1600m)が行われます。去年は、その後ダービーを制覇するウオッカ(牝3・角居)が強烈なインパクトを残したレースでしたね。今年はフルゲート18頭に29頭の登録があり、賞金獲得順で上位の12頭は出走可能で、残る6枠は収得賞金400万の16頭から抽選での出走となります。登録馬は以下の通りとなっています。

出走可能な順

エフティマイア(牝2・矢野進)

父フジキセキ 母カツラドライバー 母父ニホンピロウイナー 新馬、OP特別、新潟2歳Sと3連勝。休養明けの京王杯2歳Sは稍重の馬場に苦しんで13着と敗れています。夏の勢いを取り戻せれば勝てるチャンスはありそうですね。来年の2月で定年を迎える矢野進調教師にG1をプレゼントしたいところ。

ハートオブクィーン(牝2・水野)

父ジョリーズヘイロー 母マイシークレット 母父ウッドマン 地方在籍時にラベンダー賞、函館2歳Sと連勝。中央移籍後、初出走となった京王杯2歳Sは10着に敗れています。中央の軽い馬場への適正に疑問が残りますね。

オディール(牝2・橋口)

父クロフネ 母キュンティア 母父ダルシャーン 休み明けとなったりんどう賞はエイムアットビップに敗れたものの、前走ファンタジーSでは鮮やかな勝利でした。折り合いもつき、鞍上の指示にもすっと反応するようで現段階でV候補の最有力でしょう。母キュンティアは97年のこのレースの2着馬で、母の取れなかったタイトルをものに出来るでしょうか。

エイムアットビップ(牝2・矢作)

父アグネスデジタル 母ドリームクロス 母父トニービン 初勝利まで3戦を要しましたが、未勝利、りんどう賞の勝ちっぷりが圧巻。前走ファンタジーSでは、ハイペースの逃げが災いしオディールに逆転を許しました。スピードがあり過ぎる為に、自身との戦いになりそうですね。

アロマキャンドル(牝2・河野)

父フレンチデピュティ 母エアインセンス 母父サンデーサイレンス  前走いちょうSは、すんなり番手から直線もしっかり伸びるレース振り。京王杯2歳Sを制するアポロドルチェや、東スポ杯3着のスマイルジャックに勝っており、能力はかなりのものがありそうですね。

マイネブリッツ(牝2・中村均)

父パラダイスクリーク 母デンコウセッカ 母父リヴリア 前走ききょうSは途中からハナに立ち、そのまま粘りこんだレースでした。このレース2着はレッツゴーキリシマ。牡馬相手にもまれた経験がここで活きるでしょうか。

ヤマカツオーキッド(牝2・池添)

父ダンスインザダーク 母ヤマカツスズラン 母父ジェイドロバリー 母ヤマカツスズランは99年のこのレースの覇者。前走札幌2歳Sは先手を取れず10着に敗れましたが、先手が取れた2走がしぶといレース振り。現時点では母と同じく逃げがベストでしょうか。

シャランジュ(牝2・本間)

父テンビー 母レパーティー 母父コマンダーインチーフ 新潟2歳Sは16番人気ながら大外強襲で2着。前走デイリー杯でも一端は2着かと言った脚を見せました。末脚は確かで、混戦になれば浮上して来そうですね。

カレイジャスミン(牝2・宗像)

父タヤスツヨシ 母ラピュセル 母父エリシオ 赤松賞は早め先頭から押し切っての勝利。4着に敗れた札幌2歳Sは、早目に外から来られ、かなり厳しい競馬になったものの、ゴール寸前まで粘りました。切れる脚はないものの、早目先頭からゴールまで良い脚を長く使えるタイプのようです。

トラストパープル(牝2・河野)

父マイネルラヴ 母サストワンダー 母父レオダーバン くるみ賞を勝ち2勝目。レースは5番手で我慢させましたが、やや行きたがっていましたね。今回距離は伸びるので折り合いがカギでしょうか。

ラルケット(牝2・和田)

父ファルブラヴ 母アズサユミ 母父サンデーサイレンス 新馬、サフラン賞と連勝中。サフラン賞では、中団内を追走から直線34秒0の脚で差し切りました。折り合いにも不安はなさそうです。G1のペースなら更に切れを増す可能性もありますね。

レジネッタ(牝2・浅見)

父フレンチデピュティ 母アスペンリーフ 母父サンデーサイレンス 新馬戦10着の後、未勝利、2歳500万と連勝中。特に前走は3番手追走から上がり33秒7での勝利。ただデビューから馬体重がすでに20キロ減、絞れて動きが良くなったとも言えるが、これ以上は減らしたく無い所でしょうか。

収得賞金400万(16頭から抽選で6頭が出走可能)

ヴァリアントレディ(牝2・中尾正)、エイシンパンサー(牝2・平田)、エールドクラージュ(牝2・藤沢和)、オペラセリア(牝2・大根田)、グラーフ(牝2・田所)、サマーファインデイ(牝2・宮)、デューン(牝2・谷)、ドリームローズ(牝2・池江寿)、トールポピー(牝2・角居)、ニシノガーランド(牝2・武藤)、ブラックエンブレム(牝2・小島茂)、マイネトゥインクル(牝2・西園)、マルターズオリジン(牝2・水野)、ミゼリコルデ(牝2・音無)、ラベ(牝2・橋口) レーヴダムール(牝2・松田博)。

除外対象馬 アルペンリリー(牝2・石毛)となっています。

 1勝馬の中にもファンタジーS3着のエイシンパンサーや、フサイチホウオーの全妹トールポピー、新馬戦の内容が良かったラベなど楽しみな馬がたくさんいますね。桜花賞と同じ舞台という事で、来年のクラシックを占う上でも重要な1戦となりそうですね。

G1情報 ステイヤーズSに出走を予定していたサンツェッペリン(牡3・斉藤)が蕁麻疹の為に回避し、有馬記念に向けて調整されるようです。

|

« 今日(ジャパンカップ・G1)の回顧 | トップページ | 土曜日、中山ではステイヤーズS »

競馬」カテゴリの記事

競馬・GⅠ展望」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今週はG1阪神JF:

« 今日(ジャパンカップ・G1)の回顧 | トップページ | 土曜日、中山ではステイヤーズS »