今日(ジャパンカップ・G1)の回顧
三日間開催の最終日、東京競馬場で第27回ジャパンカップ(3歳上G1・芝2400m)が行われました。レースは横山典騎手騎乗のチョウサン(牡5・清水利)が予想外の逃げに出て、1000mを1分00秒1のゆったりした流れの中、内の5番手で脚を溜めたアドマイヤムーン(牡4・松田博)が直線もう内を突いて、ゴール寸前、猛然と追い上げるポップロックの追撃をアタマ差凌ぎ切り1着。タイムは2.24.7(良)。不利を受けた前走天皇賞・秋とはうって変わって、内枠と直線で内側が伸びる事を最大限に活かしたレース振りでしたね。2400mの距離はベストとは言えない距離なだけに、この勝利は大きな1勝となりますね。通算成績は17戦10勝。G1・3勝を含む重賞8勝目。おめでとうございました。そして、レース後、有馬記念には出走せず、引退する事が発表されたようです。
2着には私の本命ポップロック(牡6・角居)。本当にあと1歩でしたね。3番手の内を追走も、4コーナー辺りでややもたつく感じでした。直線もゴール前でようやくエンジンが掛かった感じでしたね^^;。メイショウサムソンにはきっちりと逆転したものの、勝ち馬とは瞬発力の差が出た印象ですね。こういった走りがこの馬の特徴ですから、この馬の力は出せているのでしょうね。G1制覇は次走の有馬記念に期待しましょう。
3日連続重賞勝ちの期待の懸かった武豊騎手騎乗のメイショウサムソン(牡4・高橋成)は3着。中団内目追走から外に出しそのまま大外を回して差し込んで来ましたが、最後は脚があがってしまいました。メイショウサムソンの力を信じてのコース選択だったのでしょうね。自身の力は出していると思いますので、今回は勝った馬に上手く乗られたと言ったところでしょうか。個人的には2000mで見せるパフォーマンスがベストのように思えます。
エリザベス女王杯の出走取り消しから立て直したウオッカ(牝3・角居)は4着。まずは、無事に回って来てくれてほっとしています^^;。レースは最後方待機から、直線も最大限にロス無く回り(審議の対象になりましたが^^;)、ラスト3ハロンは33秒6の最速をマークしましたが、展開に泣きましたね。ただ、古馬の最高レベルとの対戦ですから悲観する内容ではないですね。むしろ、やれる自信が出たのではないでしょうか。
続いては、京都11RアンドロメダS(3歳上OP・芝2000m・ハンデ)です。去年のこのレースの勝ち馬アサカデフィート(せん9・鶴留)が最後方待機から、直線大外から豪快に差しきり1着。タイムは1.58.7(良)。この馬の頑張りには頭が下がりますね^^;。展開も向いたとはいえ、あの末脚ですか^^;。これで今年2勝目、まだまだ行けそうですね。2着にも直線外から良く伸びたトウカイエリート(牡7・松元省)。天皇賞・春以来の競馬でしたが、力のあるところを見せました。次走が楽しみですね。1番人気のサクラメガワンダー(牡4・友道)は内々3番手追走から、直線も内を突きましたが前が壁になり行き場をなくしてしまいました。最後こじ開けて伸びたものの3着に終わりました。惜しい競馬でしたね。力は断然だけに次走の巻き返しに期待ですね。私の本命アップドラフト(牡5・安田隆)は8着。時計面で限界があるでしょうか。勝負処から一気に速くなり決め手勝負になったのもきつかったですね。
中京11R納屋橋S(3歳上1600万・芝1200m・ハンデ)です。レースは中団外目追走から、直線よく伸びたプリンセスルシータ(牝5・松田国)が1着。タイムは1.07.9(良)。今までは差しては来るものの届かずと言ったレースが続きましたが、今日はすばらしい伸びでしたね。メイショウドトウの半妹でもあり、更なる活躍を期待したいですね。2着には、私の本命のダンディーズケア(牡4・二ノ宮)。5、6番手を楽に追走から直線勝ったかと思いましたが、勝ち馬の末脚にやられましたね。スピード決着にも対応して来ていますので今後が楽しみな1頭ですね。中京巧者のシルクヴェルリッツ(牡5・音無)が直線馬群を縫うように差して来て3着に入りました。
今日の注目馬
東京9R⑭アップルサイダー(牡3・菅原泰)は14着。後方待機から直線勝負に出ましたが伸びませんでした。このクラスではちょっと厳しいですかね。個人的には1600m辺りに使ってもらいたいですが。
京都3R⑤グッドバニヤン(牡2・北出)は2着。折り合いはなんとかつきましたが、僅かに及びませんでしたね。スピードがありそうなので、距離を短くしてみるのもいいかも知れません。
中京5R⑩ツルマルローズ(牝3・谷)は1着。3番手の外目追走から直線3頭の叩き合いを制しました。やはり、ダートは向く感じですね。
中京10R④ローレルアクシス(牡3・鶴留)は1着。今日は2番手からの競馬。スムーズに運べきっちりと結果を出しましたね。この勝利で、同馬を管理する鶴留調教師はJRA通算500勝を達成されています。史上103人目。現役では19人目の達成となります。おめでとうございました。
中京9Rで1着に入線したマースエンペラー(牡5・藤岡健)が7着に降着となり、藤岡康太騎手が騎乗停止の処分を受けています。開催日4日間の騎乗停止となります。
内容の濃いい3日間開催が終わり、今年の競馬も残すところあと4週となりましたね。有馬記念まで、まだまだ良いレースを期待しましょう。それでは、1週間頑張りましょう^^。
| 固定リンク
「競馬」カテゴリの記事
- 第54回東京大賞典の回顧(2008.12.29)
- 今日(12月28日・有馬記念)の回顧(2008.12.28)
- 明日(12月28日・有馬記念)の競馬(2008.12.27)
- 今日(12月27日)の回顧(2008.12.27)
- 明日(12月27日)の競馬(2008.12.26)
「競馬・今日の回顧」カテゴリの記事
- 今日(12月28日・有馬記念)の回顧(2008.12.28)
- 今日(12月27日)の回顧(2008.12.27)
- 今日(12月21日・朝日杯FS)の回顧(2008.12.21)
- 今日(12月20日)の回顧(2008.12.20)
- 今日(12月14日・阪神JF)の回顧(2008.12.14)
「競馬・GⅠ回顧」カテゴリの記事
- 今日(12月28日・有馬記念)の回顧(2008.12.28)
- 今日(12月21日・朝日杯FS)の回顧(2008.12.21)
- 今日(12月14日・阪神JF)の回顧(2008.12.14)
- 今日(12月7日・JCダート)の回顧(2008.12.07)
- 今日(11月30日・ジャパンC)の回顧(2008.11.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント